ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑奇譚 感想
前々から気になっていたこの作品、アニメ化するこの機会に購入しました。
レビューが微妙だったため一抹の不安を残していましたが、プレイしてみて総合的にキャラが良かった。終わった後キャラのことだいすき!ってなるし、甘シチュはときめくし、キャストさんたちの演技が光ってます。ニルアドのキャラは総じてヒロインを独占したいらしい。しかもそれを言葉にしてくれる…これは好き過ぎる展開だったので、それだけで7割満足。
シナリオは乙女ゲームやり込んでる方には、物足りないのかな?でも手記がとってもよかった。サブキャラが光ってるのってかなり大事だな、と初心者ながらに思いました。私は燕野くんと猿子さんを攻略したかった…。
個人的に恋愛過程が疎かになるのはしょうがないと思ってて気にしないから、本を題材にした点だけでも大満足。かわいいヒロインと日々を過ごしていれば、そりゃ好きになる。これ絶対的!
私は基本的に攻略方法見ながらプレイするのでエンド選択は困らなかったんですが、システムを理解するまでに手こずってしまいましたね。
以下ネタバレ配慮していないので、未プレイの方はプレイ後に是非。
プレイ順にレビューしていきます。
鵜飼昌吾(CV.木村良平)
第一印象はめちゃくちゃビジュアル好み 。プロモーションPVから大好物のツンデレだと言うことで一番手。そして、終わっても尚最推し。
心を許してくれるまですごく怒られるし文句言うし(可愛いから許すけど)、デレるの遅いかなと思ってたらツンデレと言う名のデレデレって言うドストライクキャラ。プライドは高いが一人称は僕。そこにもお坊ちゃんらしさがあって、素直じゃなくて…でもそこがいい。
泣きながら反省して、ヒロインに想いを伝えるシーンはこのゲームで一番きゅんときた。木村さんの演技が本当に良い。お前が悪いと畳み掛けられて、胸が苦しいぐらいにときめいた。本当に良かった。
汀紫鶴(CV.鈴村健一)
第一印象はどう考えても好みじゃなかったです。大人の余裕って私の好みには無縁だったので…(笑)
でも割と隙があったり、余裕がなかったりして好感度上がりました。そして、シナリオの言葉選びはピカイチだと思う。小説家である紫鶴さんだからこその表現だったり、フクロウの部外者だからこその新鮮なストーリーは良かったです。(ただ唯一どこで好きになったのかさっぱりだった。)ヒロインに側にいて欲しいと弱々しく微笑する場面はグッとくるものがありました。あと金魚売りのお話もう少し見たかったな、と。
第一印象は儚げで可愛い枠。だが思った以上に闇が深くて嫉妬深くて、しかも美しくてスチルが一番好きなのは翡翠。
上記2名の√でも、ヒロインのこと好きだろうな〜〜って雰囲気醸し出してるのはポイント高かったです。場面ごとで考えると気に入ったシーンが一番多いです。彼の矛盾してるけどどちらも本気だと言う葛藤、オッドアイの話だいすきです。醜いと卑下するけど、ヒロインが綺麗だと褒めると少し和らぐ…と言ったような純粋なシーンは年下枠ならでは感。逢坂さんの高めの声ぴったりでした。そして、独占欲が露わなのは個人的に好都合でした。
鴻上滉(CV.岡本信彦)
第一印象は無愛想。岡本さんの低い声が楽しみだと言う理由から最後に…。
滉とは一番恋愛した。本当に徐々に距離が近付いて行っているのが楽しかった。選択肢を1つ間違えたら全部終わったしまいそうな冷や冷や感も味わえました(笑)二度目に映画館に誘ってくれた時は、心底嬉しかったです。そして、誘拐されそうになった時背後から抱き締めてくれたシーンはうるっときました。大丈夫の声が本当に本当に優しくて、安堵しましたしときめきました。苦労人で一番重くて、一番惨いバットエンドでしたね。心から幸せになって欲しい。
鷺澤累(CV.櫻井孝宏)
第一印象は顔好きだな〜って感じです。優しく微笑みかけられたら落ちる。
累は何だかんだ一番大人っぽいような。偶然を装った策士で、着実に距離を詰めてくる。ただ、私にはグイグイくる感じはあんまり響かなかった(笑)ヒロインが一番強いのはこの√ですね。累がカグツチだとバラしてからの優しさが抜ける瞬間(?)、低い声に変化するところはなんか好きでした。バットエンドは(二次元では)一種のハッピーエンドですね。私は気に入ってます。
尾崎隼人(CV.梶裕貴)
第一印象はザ・ヒーロー。嘘を付かない真っ直ぐな仲間想いな(しかもCV.梶さんという)主人公でしたね。
始まって初っ端から一目惚れ告白には、頰の緩みが抑えきれませんでした。手は出さないし、真っ直ぐだし好感度爆上がりしました。隠さんに嫉妬して拗ねてるところは、もう純粋に可愛かった。しかも、ラストは運命の人だとゲーム製作者に言われてる!(?) (苗字言われた時すっかり頭から抜けてて誰?って思ったことは秘密です)ごく個人的に、猿子さんがいっぱい出てきて嬉しかった√でした(笑)
総合的にキャラが好きです。良いサブキャラも多くて、攻略対象増えたら良いのに…と手記を見ながら思います。レビューで戸惑っていたのが杞憂でした。キャストさんの演技を聞くだけでも十分なシチュエーションだったように思います。
http://www.otomate.jp/nil-admirari/
2018.7.22 フルコン