十三支演義~偃月三国伝1・2〜 感想
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こんにちは。
今回もRED、オトメイトの共同制作である本作をプレイしました。少なからずREDらしさを感じられる作品でもありましたし、なぜSwitch移植していないのか謎なほどクオリティの高い作品でした。
1・2がセットとなっている作品なので、ボリュームたっぷりでぶっ通しでやったのでやり遂げた感で満たされています。
以下、ネタバレは控えていますが念のためご注意ください。
■個人感想
リンク先はネタバレしかありません。
・夏候惇(CV.鈴木達央)
・サブキャラ√
■シナリオ
三国志をモチーフにしたストーリー。
ヒロインは猫族といった異形とされる種族で迫害され力を持っているため戦力に利用しようとされるなど過酷なスタートを切り物語が展開していきます。
ベースが戦のお話なので常に危機的状況が隣接していながらも、その中でも明るくふるまえる猫族の性格があるのでそこまで重すぎるなと感じることはなかったです。
基本のストーリーは似たようなものが多かったですが、戦略や展開はキャラによって様々で、ずっとプレイしていても楽しく進められました。
バトエン好き的には、今作は悶絶するほどのものはなかったですが、ベースが過酷なのでどちらかと言うとみんなに幸せになって欲しい気持ちの方が大きくなっていました。
本編はそれなりに重いですが、エピローグがとにかく甘くてそれですっごく報われた気分になりました。
■キャラクター
攻略キャラからサブキャラまで幅広く、戦に長けた彼等とのストーリーでした。
武将としてちゃんと強かったり策を練る力もきちんと持っていて、乱世だから損得勘定で味方にも敵にもなり得る状況は楽しかったです。さらに、それが敵でも納得出来る展開ばかりだったので楽しかったです。
サブキャラも魅力的な子が多くて非常に楽しかったのですが、なぜこのキャラに立ち絵作ったの?サブ√まで用意しているの?と謎な点もありました。一筋縄ではいかないキャラが多くて、みんな何かしら過去のしがらみに囚われていたり、攻略キャラ以外を救ってあげたい人たちばかりでした。
ヒロインは、猫族と人間の混血でかなりの強さを持つ女の子。
いつでも強く凛としていて、人を引き付ける魅力的な子でした。確かに無鉄砲で偽善的な部分もあるのですが、それが関羽の魅力なんだとある√で感じました。関羽には笑っていて欲しいという攻略キャラたちの気持ちがわかる……。
戦場の前線に立つようなヒロインなので、守るべき足手まといみたいな扱いではなくみんなが関羽を頼るといった構図も新鮮で、ノーストレスでした。
■イラスト
前作に続いて悌太さんのイラスト。
十三支演義のタッチは今までプレイした作品より癖がないというか、悌太さんと言えばみたいな感じとは少し違うように感じました。私は、癖弱め?の本作のイラストの方が好きです。過去作品なので今後は見られないとは思いますが、良いキャラ達でした。
相変わらず茶髪男子は男前ですね!
本作はほぼ立ち絵の衣装そのままなのが多かったので、スチルで違う衣装を見られたときはワクワクしました。割と胸元を見せているキャラが多かったので、張遼とか趙雲をみると安心する(笑)
■総評
文句なしにおもしろかったです。
ある程度乙女ゲームをプレイしている方にもおすすめ出来る作品ですし、キャラ数も多くて時代物が好きな人には是非やっていただきたい作品です。あとは何といっても鈴村健一さんの声や演技が好きな人には絶対手に取ってもらいたい。天才なので。
システム面も特に気になるところはなかったですね。
攻略順がどこを見ても誰からやってもいいみたいな記載が多かったのに困ったので、私的にオススメ順を下記に記載しておきます。
2 諸葛亮と周瑜を最初と最後に。それ以外は好きな順番でいいです。問題はないですが、劉備は張遼より後をお勧めします。劉備軍と曹操軍を交互でやると飽きがこないかと思います。
Switch移植していないのが謎な良作でした。
続編じゃなくてFDが欲しい!ってなる作品でした。
ここまで目を通して頂きありがとうございました!