ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~ 感想
公式サイト:ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~
こんにちは!
オトメイト×RED新作のビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~プレイし終わりました。
初の源平合戦を取り扱う物語でした。PVから感じた通りのいい感じに重い雰囲気を裏切ることなく非常に楽しい作品でした。やっぱり重い作品やった後の余韻が最高に好きです。
以下、ネタバレ控えてはいますが念のためご注意ください。
■個別感想
リンク先はネタバレ有り
・武蔵野弁慶(CV.梅原裕一郎)
・平教経(CV.川西健吾)
・春玄(CV.斉藤壮馬)
・佐々木高綱(CV.天月)
■シナリオ
源氏と平氏の戦いをモチーフにした物語。
源平物語は、授業でサラっとやった程度の知識しかなかったのでめちゃくちゃ懐かしいな~~!と思いながら、細かいことはさっぱりなのでこういう過程を辿っていたんだな、と。
ヒロインは、女であることを隠して源氏の御曹司として生きているといった一風変わった歴史モノ乙女ゲームです。
源平と平家が辿っていく歴史は一貫していて、何回も同じ戦に挑むのは少し怠さを感じてしまいました。戦法やヒロインの心情の変化によって、多少の変化はあるのですが大筋が一緒なので3人目辺りが山場でしたね…(笑)
ただ、心情の変化はすっごく丁寧で、恋愛過程重視の方には是非プレイしていただきたいです。武人としての姿、女バレからの各々の心の変化なんかは人それぞれで私としてはお勧めしたい乙女ゲームの一つになりました。
バットエンドがきついですよ!と推されていたので、かなり期待していたせいもあって普通だったなというのが一番の残念ポイントですかね…。バトエン厨的には、物足りなさを感じましたが、乱世で愛する人と結ばれるのはかなり難しいことなんだな、という時代背景も相まって過程がシリアスだったのは結構満足しています。
糖度でいうとCode:Bぐらいだと思います。頻度は少ないですが、手を繋いだり、口づけを交わしたりで大満足な私としては十分満たされました。
小冊子が最高によかったので手に入れてください。
■キャラクター
乙女ゲーユーザーこういうキャラ好きでしょ?と言わんばかりの超満足なキャラ布陣でした。
攻略キャラ・IFキャラたち含めみんなちゃんと武術に優れており、各々の軸が真っ直ぐでキャラブレをしない彼らだったので、乱世を生きている戦う男は格好いい!の一言に尽きます。
今回も珍しく嫌だな~ってキャラが一人もいなくて、キャラに対するストレスは一切感じませんでした。
公式サイトにも載っていないサブキャラでめちゃくちゃ美形のキャラがいるので、彼を楽しみにプレイしていただきたいし、IF√あったら相当楽しくなりそうな~~!!ってみんなが思っているはず。
源氏の宿命を背負うにはあまりにも未熟で脆いのにその部分を決して他人には見せない強く凛々しい遮那。若干16歳の少女らしい迷いや心の弱さ決して人を不快にさせるような感じじゃなくて、とにかく推せるヒロインでした。
どうあがいても幼馴染カプが尊いです。
■イラスト
メイン原画・羽田さんということではじめましての方でした。
春玄の顔に一目惚れして購入した本作だったので、立ち絵もずっと眺めていたくなるほど色々変化がたくさんあってそれだけで楽しかったです。
スチルもきれいだったのでもう少し枚数が欲しかったな~!と思ってしまいましたが、構図やヒロイン有りの塩梅もわたし好みで、推しキャラじゃなくても気にいったスチルもあって、キャラ毎に映える構図が上手いな~と思いました。
血まみれ系、共闘系が好きな方には是非オススメしたいです。
■総評
戦・シリアスものはやっぱり楽しいですね!
ヒロインの秘密について言及していくのが全体を通しての物語となりますが、それほど頭を使うわけでなくほどよい重さです。ストーリー展開が少し惜しくはあるんですが、恋愛過程や心の細かな変化がとても丁寧です。
歴史モノ・血生臭い系が好きなユーザー様には是非プレイしていただきたい作品。
システム面はスムーズとは言い難いですが、いつものオトメイト使用。
戦闘シーンは凝っているのですが、若干もたつく等気になる点もいくつかありましたが、とにかく私的にはオススメです。同時期にハイカラ流星組が発売されたので、まだ手を出していない方も多数いらっしゃると思うので是非プレイしてみてください。
戦モノでありながら、幼馴染、主従、宿敵など乙ゲユーザーが刺さる展開も十分にありますのでお手に取ってみてください。
ありがとうございました。