十三支演義~偃月三国伝2〜 周瑜√

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

f:id:stnb5291024:20200816194100j:image

周瑜(CV.森田成一

フットワーク軽めでチャラい枠の呉の総都督。諸葛亮同様に新キャラでありプラス荊州産猫族。まさか、ここにきて猫族が来るとはびっくりしました。

 

 


出会った瞬間から気に入っちゃった的なあるあるなチャラ枠。生真面目タイプが好きなわたし的には少々の不安を覚えながらのスタートでした。ただ、呉の将軍としての腕前はこれまでの物語の中で存分に味わい尽くしてきているので、信頼しかないキャラでもある。

 


ヒロイン同様に会って間もないのに、「アンタが欲しい」の一点張りで信頼してるけど信用できない一面が見える周瑜

「不安で心細くて泣きそうなのにそれでも気丈に振舞って」

「オレ、アンタが泣くの我慢してる顔……すごい好きかも」

「すごく…………泣かしたくなる」

ただ、上記の口説き文句は超ワクワクする。笑顔が好きだって延々言われ続けているので、泣き顔にそそられる男はいい。当然ながら危険度が高くて心配ではありますが…。

 

 

 

 

 

 

割と気持ち的には楽にプレイできた√だったんですが、呉と同盟を結ぶために周瑜の機嫌を取れとの諸葛亮からの命令に四苦八苦しながら、周瑜と距離を詰めていく過程は新鮮で楽しかったです。

呉に行ったことで、周瑜が都督として立派にやってる姿を見たり、女性にだらしない部分を見たりして、信用の波が大きいんだけど、このタイプの揺らぎは他キャラにはないところですよね。

周瑜諸葛亮と3人で寝るのかわいかった(笑)

 

 

 

 


呉と同盟を組んで曹操軍との戦が徐々に始まるんですが、混血だと言うことがバレてしまっており執着度MAXの曹操がヒロインのためだけに軍を動かし始めます。

そんな中助太刀に入るのが周瑜で、あと一歩のところまで追い詰めるんですが、突然周瑜が吐血し崩れ落ちます。

 


300年前劉光についていかなかった少数の荊州猫族は病気で体力を削られており付いていけなかった。それらが事の発端。残った身内らだけで生きていたから年々その病気は濃くなっていき、現時点で生きているのは周瑜だけという…切ない……。

 


荊州猫族に特別な理由があるとまったく思わずプレイしていたので、まさか長生きできない呪い(病気)にかかっているとは思わなかった。

 

 

上記の諸々事情は現段階では分からないんですけど、吐血を機にヒロインに過剰に近付くことをやめる周瑜

 

 

 

 

避けられ続けていても戦ははじまり、膠着状態を打開するため曹操の隙となるヒロインを送り込む策を提示されます。

もちろん周瑜は反対しますが、ヒロインは仲間のために動ける女の子。「強がりで、素直で、情にもろくて、オレのために怒ってくれる、……そんなアンタかまいいんだよ」そんな心の内を吐露し、お互いの気持ちを確認した上で、曹操への恐怖を必死に抑えながら曹操軍へと足を運びます。

そして、裏切った様に見せかけた策は見事成功し、火の海となった船へと周瑜が駆けつけ、最終対決。

 

「オマエを倒して、コイツを、自由にする、それがオレの……最後の仕事だ」

 

「命短かろうが、長かろうがどうでもいい。残り火のようなこの命……、コイツのために使えるなら本望なんだよ!」

 

チャラいようで一番熱い男だった。

吐血した血ごと口付けして、呪いごと受け止めるヒロイン格好良すぎてしびれた。そんなの好きになるしかないじゃん……??周瑜が欲しくて堪らない言葉を伝えれるヒロイン強いかわいい。

 

 

ハピエンも心中エンドかと思ったよ!お葬式までやって、曹操に諦めさせるため、長い間諸葛亮のみが生存を知って援助しているという形でした。割と不安要素残っているような匂わせもありましたが、病気の治療にもなるし、2人きりの空間だし、前向きエンドで安心しました。

さらに、エピローグでの家族が欲しかったという穏やかな周瑜を見たら一安心できました。

 

 

「オレの世界はアンタがいれば完全なものになる。不完全なオレでも、アンタがいれば大丈夫だ」

 

最後に持ってきてよかったなと思えるストーリーでした。