十三支演義~偃月三国伝2〜 趙雲√

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

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趙雲(CV.鈴村健一

みんな大好き趙雲。一度は恋するよね??わかる(わかる)

今までの√でもヒロインに対して張飛同様に好意を抱いており、失恋祭りの趙雲でしたが、いよいよやってきました。

 

いつでも俺を頼ってくれよ、というのは1も2も共通していてヒロインを特に少女として扱ってくれるスパダリタイプ。「俺はやっぱり勝手な男だな。お前に、心配されるより頼られたいと言っておきながら」「それでも心配してくれるお前が好きなんだ。お前が俺のことを思ってくれるのがうれしいんだよ」こう言うことを自√じゃなくてもサラッと爆弾落としてくれるのが趙雲の魅力ですね。こんなに最後まで残してごめんね…という気持ち。

 

 

 

 

なんてうつつを抜かしていたのがダメだったんですね…体感どの√より過酷だった。

 

 

曹操軍の襲撃により賈詡の非道な戦略のもと、ヒロインの目の前で子どもたちが焼き殺されるという悲劇が繰り広げられてから、心に傷を負いまともに戦えなくなります。さらに、その親たちからぶつけられた憎悪に耐えられなくなり、声までも失う…激重ストーリーの開幕でした。

 

そんなヒロインに寄り添ってくれるのが趙雲√の見所でした。

正気がなく、言葉を発せずまともな返答もないヒロインにずーーーーっと寄り添い言葉を掛け、慰め続けてくれる趙雲シンプルにえぐいよ??眠れずうなされ続けるヒロインに苛々する素振りはもちろん困った表情もほとんど見せない趙雲…心音を聞いていると落ち着いてくるはずだって添い寝までしてくれる…。いくら好きな女の子だからといってここまでできるのすごすぎる。

「今のお前はお前自身を許せずにいる。だが、自分のことは大切にして欲しいんだ」

「俺はお前のことがとても大切なんだ」

 

ヒロインのことを理解しようと、対等な立場で傍にい続けた趙雲だから掛けられる言葉で曇りのない言葉がいい。だから、ヒロインがすべてを諦めそうになった時、ちゃんと叱責してくれるのもいい。趙雲の前だと、しっかり者の女の子というより、町の少女となるヒロインもかわいい。

 

 

 

趙雲は誰がどう見てもヒロインへ好意を寄せているのが分かってて、それでもちゃんと口にするところがいい。

「俺はお前が、猫族だろうが混血だろうが人間だろうが、なんでもいいんだ。そんなものは微塵も関係ない」

「ただお前が好きなんだ。誰よりも心優しいつだって自分よりも、人を優先してしまう。そんなお前が大好きなんだよ」

 共通して守ってやりたいという気持ちの下で、眠れず戦力にもなれず趙雲におんぶにだっこな状態にも関わらず、まだ力になりたいと告げてくれ人を好きにならんはずなくない?天然にズルいのが大勝利すぎる。

 

 

 

 

声を取り戻すのが中盤?でボリュームもたっぷりだった。

無鉄砲なヒロインだけど、気落ちして精神的に病んでしまう彼女を見ているのがシンプルにしんどかったです。彼らを翻弄する天真爛漫な姿がやっぱり好きです!(?)

 

それに、烏丸らとの共闘は予想していない展開でした。

やっぱり救える命は救いたいと思うがままに行動できるヒロインは格好いいし、そんな彼女に「言葉をなくしたお前は、何を聞いても望みのひとつも言ってくれなかったからな。お前の我が儘を口にしてくれるのが嬉しい」「そんなお前のおねだりともなれば俺は聞かないわけにはいかないな。なにがなんでも叶えてやりたい」と心底嬉しそうに言ってくれる趙雲だいすきじゃん……。

 

ここで新たな策を思いつく趙雲諸葛亮も戦に長けている感じめちゃくちゃ熱かった!

幽州はヒロインと張遼の故郷でそれを利用した戦法だったり、公孫賛様への墓参りに行きたい発言だったり、1とのつながりを感じられるのも楽しかった。それに、2人は知らないけど、ユーザーだけは実質ヒロインを貰うという意味を持つ挨拶になることがわかるから余計にわくわくしちゃう。エピローグにちゃんとあったし、主人と愛する人へ誓うのが趙雲らしくてすごくいい。

 

順風満帆だと思って進めていたのですが、幽州兵たちからの反感や恨みなど課題は山済みで趙雲はなんでこんなに苦しめられなきゃいけないんだろう…って憂鬱になる展開が相変わらず待ってた。

恨みも部下たちも最終的にはまるっと丸め込める技量だったり、精神面がなかったらまだまだ長編のストーリーになりそうなんだけど、趙雲だからって言うのでシナリオが駆け足だったとか全く感じませんでした。

 

 

 

「お前請おう。お前のすべてを俺にくれ。俺のすべてはもうお前のものだから」

「お前に惹かれた時からすでに俺はお前のもの。とっくにすべてを捧げている。愛も、命も、一生も……」

 

 

ずーっと思うんだけど、鈴村さん声良すぎん?(知ってる)ん、綺麗だよ?だったり、おいで。だったりがあまりにも趙雲という人間の解釈通り………。

締めの言葉も1の時と少し似ていて、趙雲は「俺はお前のもの」って言うのが決まり文句なの強いなあ。へりくだって愛を乞うところも、本能的に公孫賛様の血筋であるヒロインに対する無意識の忠誠なのかなって色々考えられるのもたのしい。

 

もれなくずっと格好良かったです。