十三支演義~偃月三国伝2〜 夏侯惇√

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20200816144531j:image

夏侯惇(CV.鈴木達央

やってきました推し√(仮)。
夏侯惇夏侯淵は懐柔するのは簡単なんだけど体力使う√でもあって、懐かしさに疲れながらプレイしていました。女!貴様!十三支!は変わらず継続中で、今回も聖母のような気持ち。

 


夏侯惇は初っ端から、目を失う訳なんですが、その要因がヒロイン。これで恋愛に発展出来る?怖くない?と思いながらのスタートでした。
ただ、夏侯惇はヒロインに対して武が敵わなかった…として、好敵手へ向ける切望という気持ちの方が大きくて、対等な立場でやり合いたいって言う超真面目な理由の元でヒロインに執念を向けてきます。一方、夏侯淵は今回もヒロインを憎みに憎むからまた一緒にいられないのかな…と悲しくなりながら…。でも、当たり前に愛する兄の目を奪った敵なんて好きになれるはずない。
夏侯惇が特殊すぎる。

 


もちろん、夏侯惇とヒロインは常に対立し続けているわけですが、曹操軍は恐ろしい存在とシナリオ上植え付けられているんですけど、
「人は大切なもの守るべきものを賭けて戦っている」
「信念と正義は人それぞれ。どちらが上などない」
「だからこそ戦う。勝った者のみが己の守るべきものを貫き通せる」
夏侯惇のこういった言葉は確信をついていて、シナリオ上誘導されていた思考から少し見直す点でもありました。

 

 


そんな中、曹操軍に捕らえられ、さらに荊州兵たちに捕らえられたヒロインと彼ら兄弟ですが、ここで夏侯淵が重傷を負います
たいへん慈悲深くお人好しなヒロインは、夏侯淵の治療に甲斐甲斐しく当たることにするんですけど、普通は逃げる。ちゃんと考えてもヒロインの行動原理には共感できないんだけど、趙雲√を直前にやっていたからヒロインの心情はめちゃくちゃ納得は出来た。乱世であっても、ひとつの命を救う術があるなら捨てない、と言うんだから格好いい。


看病中のヒロインが見せる普通の女の子である顔。猫族や趙雲は日々見ている顔に揺らぎを見てる夏侯惇は敵ならでは!とワクワクした。
「俺の知っている十三支の女は、あの覚悟を決めた戦いの顔をする女」
「見たこともなかったあの女の顔に、少しも慣れない」
「……だが、なぜだろう。そんな顔を見ると、心がざわつく。ひどく落ち着かない……」


こうやって戦うだけじゃないヒロインを見た後、「その……女に優しくするというのは都では当たり前なのだろう?」と意識して行動にうつすところ……好きじゃん????(?)結局ヒロインに敵わんの無理!!!!!

 


この辺のシナリオで、夏侯惇が心を許していく過程はすっごいすきでした。ただ、あの事故ちゅーのラノベ展開大爆笑してしまった(笑)夏侯惇のポジション的にあり得そうなのがまた面白いんだけどさ、乙女ゲームなんでね(笑)

 

 

 

 

にんまりして進めたいたら、この後の抱き寄せスチルずるくない?急にバチイケくるし、シンプルな行動原理が夏侯惇らしくて無理。


「た、ただ……、その……お前の泣き顔を、見ていたくなかった……」


「こ、これは別に!お前を抱き締めようとかそういうことではなく!」
「だから、純粋にお前の顔をこう見えないように、その……つ、つまりは誤解だ!!」
 
えッ夏侯惇さん、わたしが墓穴掘る男好きなの知ってた?(知らん)言い訳して、言い逃れ出来なくなる男が好きなので、きゅんきゅんフィーバーでした。やっぱり夏侯惇が推しだろうな〜〜!!
ヒロインに対する気持ちの変化を事細かく説明してくれるのもめちゃくちゃ彼らしいし、自覚出来ないくせにしっかり口説いてくるのずるい。
「……お前がこの目を奪ったその時から、俺は追いかける運命だったのだ……。断ち切ろうとも断ち切れない」
ここをさ、運命だって言ってくれるの強い。わたし個人的にはここが鬼門になると思ってスタートしているから、夏侯惇にとっては何なら巡り合わせぐらいの気持ちってことでしょ?無理。


しかも、夏侯淵スチルまであって全わたしが泣いた。相変わらず、夏侯惇の目を奪ったヒロインのことは嫌いだし、上手いこと処理できていないけど、看病してくれていた"この手だけは嫌いではない"と言わせることができたから攻略済みでした(?)あまりにも夏侯たち愛おしくない???

 

 


いよいよラストスパートと言ったところで、本√は"戦を止める"ことに奮闘しようとします。
お互いに伝令に向かうため離れる時、あの夏侯惇が、"かすり傷一つつけられたら、許さない"と言っていくんだよ〜〜〜〜〜これぞ醍醐味。


「今ならわかる。お前の笑顔や泣き顔を見ると、なぜ心がざわつくのか」
「お前が好きだ。武人としてのお前も、普通の娘のような顔をするお前も好きだ」


「ずっと俺の傍にいろ。俺にお前を守らせろ。……ずっと俺の横で笑っていろ」
「これからは俺がお前を守る。二度と傷つけないと誓おう」


想いを告げる夏侯惇の腹括った感が1も2も激エモ………。全文皆様にもう一度噛み締めて欲しいんですけど、長いんでね…。是非今一度夏侯惇√へ!

 

 

ハピエンに入ってからは1よりも早々に甘い夏侯惇が見られて心躍りますね。

お互いに鍛錬しているのは相変わらずなんだけど、傷ひとつ付けたくないって言うのが顕著に現れてる過保護加減はだいすき。

 

「俺の隣にはお前がいてほしい。俺が唯一認めたお前がいいんだ」

「俺はお前と……一生を共にしよう。喜びは、お互いに分かち合いら悲しみは、互いに受け止めよう」

 

「これからと共に。俺がただ一人、愛する女よ」

 

 

本作品はこの〆の言葉が十人十色でだいすきです。ただひとり、愛される女として素晴らしいエンドでした(自己投影女)

 

「お前と共に生きるためなら俺は何だってしてやる」

「だから、これからもちゃんと隣にいろ……」

 

 

まさかプラスアルファで愛されているのを実感できるストーリーは強い。欲を言えば夏侯淵とも仲睦まじい三人をみたかった!!!

キレられない後日談だけのゲームが欲しいです!