DAIROKU:AYAKASHIMORI 比良√

※ネタバレ有り

比良（CV.小林裕介）

アマツナの統の天狗。

怠い、眠い、面倒くさいが口癖のザ・無気力キャラ。

最近はこういうキャラあんまり見なくなった気がするな～ぐらいの気持ちでプレイしていましたが、結局一番ズルくて乙女ゲームしてたのは比良√でした。終わった後に、比良の女になってるし一回恋に落ちてる（？）

とにかく何にも興味・関心がなくて「勝手にすれば～」ってタイプなのに、何だかんだヒロインに手助けしちゃう系。みんな結局こういうキャラが好きじゃん（？）しかもSS見ちゃったら、めちゃくちゃヒロイン気にしてるし、言葉や表情は何ともないのに理性的でいられない比良……恋しちゃうな…。

何となく”勝手にどこか行くなよ”って思ったり、”なんでこういう時に傍にいないんだ”って言うのが降り積もって意識しちゃってるな～～っていう無気力だからこそ感情にも疎い展開が楽しくて最高でした。

それに、人間らしい対応じゃないのがダイロクの楽しい所でした。

人間はすぐ風邪を引くんだって解釈してからの、抱き寄せるっていうイラっとしない妖だから許される天然って言うのがよかったです。

イベントをすることが色んな意味で分岐点になるダイロクですが、比良√では厄介事を背負い込むなって意味も込めて鈴をくれるんですよね～～～。

この辺りでもずっと無自覚で、ヒロインが甘味を喜ぶなら出てやろうかなって思っているのに自分に言い訳しちゃったり、乙女ゲームしてる！！！

ヒロインを傷付けられたときに感情的になって暴走する比良もずるかった。

比良を支えてくれる人間が必要だと高尾は思っていて、でも、それだけじゃだめっていう人外恋愛の弊害を突き付けられるの超絶楽しいな～～。結果としては、濁した終わり方にはなってしまうんですが、あの比良が「お前に好きと言われたかっただけだ」「私はもっとお前に触れたいんだ。その為には二人きりになるしかない」なんて恋人やってるのずるくない…。

これまで、突き放して興味ないですよ～ってフリしてからの、好きだと自覚したら興味全振りするんだ～～～！！！楽しい。

ダイロクの悲恋は楽しい（2回目）

「お前が救われるなら……どんな末路が待っていても良かった。むしろそれを望んでた。私はもう疲れたんだ」

「それなのに……お前を犠牲にして、逃げろと？現世で存在し続けろと？」

そういって別れるのに、鈴は持っていいと言って、笑ってくれるし…

近くで羽音がしたりするんですよ～～～～。もうハピエンでは？（？？）

比良√は一回落ちるって言われたの超納得しました。