DAIROKU:AYAKASHIMORI 悪虂王√

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り 

 

 

 

 

 

 

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悪虂王(CV.鈴木達央

マカツヒの統の補佐役。

鬼のイメージを覆してくれた楽しい√でした。怖い顔でドギマギしながら接するヒロインに対して、嫌味ひとつもなく優しくておおらかで攻略キャラの中でも穏やか~な鬼でした。

瀬見さんの仲良しということで困ったことがあれば頼れよ~なんて促しもあって、一緒に過ごすことが多くなるんですけど、妖ならではの天然の狡さは比良と悪虂さんがツートップでした。

 

 

一緒にいる機会が多くなることで、悪虂さんがヒロインに知られたくないことがあるという気持ちが増幅する要因ともなります。そんな中で、寂しくて眠れない状況下でのメールが超ときめいた。

『あなたかいま、すこしても わたしをきにかけてくれていることか うれしいてす』

今までやった乙女ゲームのなかでも心に残ったメールランキング一位でした(?)

 

 

 

さらに、同時期に現世では悪鬼が暴れているらしいという噂。

ヒロインが安心し喜んでくれるだろうか……、という理由から一緒に現世に行ったことに因縁をつけられ過去に悪鬼だった悪虂さんは、第一の人らから封印対象とカウントされる事態になりました。

 

ヒロインは身を挺して暴走気味の悪虂さんを【守る】ことを決めました。

 

「ずっと、悪鬼だったと知られたら、あなたは離れていくと思っていた……」

「なのに、あなたは悪鬼になった姿を見ても……私を腕に抱いてくれる。私を守ると言う……」

悪虂さんが過去を振り切れる瞬間は声色も合間ってうるっときました。

 

瀬見さんや悦也さんが信じて協力してくれたおかげで、事態は収束します。

瀬見班ほんっと無敵で心強い。

 

 

 

悪虂さんが、ヒロインを好きだから話をした、お揃いのストラップも、金平糖も、苦手だったメールも挑戦したんだ、と順に口説いていく過程にきゅんとしました。乙女ゲームの一番楽しい告白シーンを余すことなく堪能させてくれる!

「私は執念深いですから、あなたが頷いてくれるまで、一生かけて口説くつもりでいます」

「例えあなたが別の男を愛しても、年齢を経て姿かたちが変わっていっても……この気持ちは変わりませんので、覚悟してください」

「もう、決して離しません」

 

なぜか泣いたエンドでした。

他と比べても穏やかに永い人生を送ってきたんだろうな~って感じを醸し出し続けていた悪虂さんが感情を動かして、傍にいて欲しいな…って思えた瞬間ですもんね。

完全に男の趣味に変化を感じているんですが、推しでした。

 

 

悲恋もすごくきれいで、好きな相手に封印をねだるっていう鬼畜展開ではあるんですけど、「最後に見るものが……触れるものが……あなたで良かった」とエンドを迎えるわけですけど、ふたりの時はそのまま止まっていることを示唆するようですし、最後の封印が解ける音だけで終わる演出が強すぎ……遠回りはしましたけど、実質ハピエンでは??

 

悪虂さんにはただただ幸せになって欲しいです。