明治活劇 ハイカラ流星組 -成敗しませう、世直し稼業- 中井徳治郎√

 

 

 

※ネタバレあり

 

 

 

 

 

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中井徳治郎(CV.小林 親弘)

まさかの制限付き攻略キャラでした。ここまでやって不穏要素である徳さんですけど、なんだか憎めないというか信用しきってしまうオーラがある。

ただ全部が終わって思うんだけど、私はめちゃくちゃ苦手なキャラだった…。徳さんの境遇とか諸々頭では理解していても矛盾が多すぎるのが原因でしたね。他√では、あんまり感じなかったので余計にかな。

 

さて、気を取り直して。

徳さんは、長屋の家持だったりヒロインのために全買いしたことがいきなり発覚します。それは銀先生とは違った点からヒロインを支えるためという名目のもとにありました。ただ信憑性がシンプルに薄すぎる。

「俺は信じなくても……お前を大事に思い、お前を守ろうとしている俺の思いだけは、どうか信じて欲しい」

これぞ徳さんの言い分って感じの一言すぎる。

 

 

 

結論から言うと、徳さんは幼い頃に五代木さんの養子として買われ、その恩に応えるために日々を過ごしていた、とのことでした。五代木さんのいうことは絶対とされ、ほぼ洗脳状態の中でヒロインを監視するために側にいたことが分かります。

これまでの√で真相に近付けなかったのは、徳さんが絵馬の選別をしていたことなんかも暴露されます。

そして、父の死の真相は五代木さんが殺すところを止められなかったとして、罪悪感の上でヒロインを守っている、ということでした。

 

まあ納得は出来るけど弱い真相です。

 

真相がわかったとしても、五代木さんがどうにかなったわけではないので、成敗と洗脳を解く問題が新たに浮上してきます。

気持ちはヒロインのために動きたいと思っているんですけど、命令があれば本能的に逆らえないことが分かったので、強行突破する作戦は結構好きでした。

ヒロインを刺してしまったことで正気を取り戻し、本当の意味で自由になれる。

 

後日談でも、五代木さんは何だかんだ情に深い人なんだろうな~って印象で終われましたし、お互いに幸せにしてあげたいなって思えるのはよかった。

 

 

それ以上に、入水エンドは痺れました(バトエン厨)

洗脳はどうあがいても解かれることなくて、他の術がないから今この瞬間で終わりにする…。歴史モノ?って心中を描くのに持って来いな境遇がめちゃくちゃ多いので、やっと一つジョブいれられた気分です。

 

最後の最後に満たされました。