明治活劇 ハイカラ流星組 -成敗しませう、世直し稼業- 松原銀之助√

 

 

※ネタバレあり

 

 

 

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松原銀之助(CV.伊藤健人

それなりの収入があるにも関わらず、ヒロインと同じ長屋に住む学校の先生。

共通から、ヒロインが知りたい情報を得ているにも関わらずすべては教えてくれないっていう割と重要ポジなにおいがする。銀先生もいいんですけど、この√サブキャラが光ってました!

 

 

銀先生は、赤の他人のヒロインのことをかなり大事にしていて、他の人への態度よりかなり柔らかい印象を受けました。花火をはじめてみた思い出だと簪はプレゼントしてくれるし、ヒロインの生活や性格を非難されたときには自分より怒ってくれるし、めちゃくちゃ好感度高い。

 

この時点でずっと感じの悪い藤樹くんですが、、彼は生き別れた弟であることが判明します。本作で一番びっくりしたことです…。

父の弟の家で、金銭面は裕福に精神面は貧相に暮らしていたとのことでした。それて、本√は彼の成長物語でもありました。本当の意味で幸せを知らない少年……美味しすぎる設定(癖)姉さんって呼ばれるのが好きな人は絶対好きです楽しい。

幸せとは、を求めてヒロインと同居することになるんですが、その中で楽しい生活というのを知るって言うのがほんとうに微笑ましくて、一番シナリオ面でも丁寧だったんじゃないでしょうか。

 

 

銀先生のお話に戻って、いつでも傍で見守っていてくれていて「障害があれば私が取り除き、君に道を示してやる……そういう存在で在りたいのだ。」と、言ってくれるの賢さんとは違った意味でずるい。ヒロインの父に頼まれたことだから、と傍に居続けてきたことが徐々に変化していく……って言うのは好きでした。まあ、そこに至るまでの(略)

 

って、上記のように本人も心情の変化が分かっていて舞踏会でキスかますのが銀先生っていうのにはびっくり。我慢できなくなった理由が分からんって言うのは、あまりにもピュア過ぎでは…?という気持ちなんですけど、ヒロインを守るために全部切り捨ててきたという意味では超一途ですよね。

 

 

こんなにも、ユーザーから見てヒロインのこと大好きじゃん!って感じなのに、何かと理由を付けて想いを告げようとしない。ところを!常良さんがカツを入れるシーンは最高に好きでした。ある程度の地位を持っていて文才や学力にも優れているのに、銀先生の近くにいて結局支えてなってる風来坊って推せる…(?)

 

 

 

「私のこの思いは通常の”惚れる”とは異なり、燃え上がるような色恋の思いではなく、まるで……」

「長い間君を愛していた。そして今も、これからも、ずっと愛している。」

理屈じゃない恋愛という感じで、良かったです。使命感に囚われていた、銀先生にうまく甘えられるのはヒロインだけですね。

だた、ヒロインのために尽くすという根底は変わらないので、自分を犠牲にしてでもと言った点も見られました。

 

この辺から藤樹√なので(違います)、姉さんっ子になりつつある彼の可愛さに当てられながら、銀さんを探したり徳さんにくどかれたり、と。色々あった末にゴールインと言う感じ(雑)

 

 

やっぱり歓喜より、紲が全体的に好きでした。

「傍にいてくれ。私も傍にいる。

 騙すことはあっても嘘は吐かないと約束しよう。」

これぞ二人の関係性!って一言ですよね。庇護し続ける銀先生もあり。

 

 

さらに、後日談のズルさと言ったら…。

まさかの名付け親パターンでこれ以上ないくらい見守ってきていたことが明白なんだよね。ショタ可愛すぎ。

藤樹くんのこともそうだけど、ヒロインの周りすべてを大切にしようとしているのを行動でしめしているのが本当に良かった。

 

芳川姉弟に幸あれ。