BUSTA FELLOWS モズ√

※ネタバレあり 

モズ（CV.福山潤）

検視局に勤めてる変わり者。

褒める時に骨格とかパーツごとに褒めてくれて、結局可愛いよって言ってくれるタイプ！！！めっちゃきゅんとしたし、話の途中でやめるとストレスが云々って言いながら話し相手に選んでくれるところとかときめいた。

論理的で現実主義な人物でちょっと理屈っぽところがドツボでした。

自分が謎のウイルスに感染したときも、時間をやり直すことが必ずしも最善だといえないよ。自分だけが感染してヒロインがしてない現状は、最善だったと思う。ってビシッと論破してくれるところが頼もしくて知的で素敵だった。

「どんな死にも意味はある」ってところめっちゃ好き。

モズ√は死が身近にあることを伝えたかったのかな、と。

子犬が死んで誰にも知られることなく消えていくことの哀しみを共有することでモズの心に近付けた気がするし、前２人より特別感強かった気がする。

共通でも明らかになってたことだけど、モズの妹・ユズがずっと行方不明状態で、生きていて欲しいとは思うけど統計的には死んでいる可能性が高いとしてあくまで冷静に話してくれてて、それが大きく進展していくことになります。

高校生の心情にフォーカスを当てたストーリーは、懐かしさとまぶしさと当時の苦しかったこととかも思い出しながらプレイできました。

高校時代って異質な環境で、その時の悩みって思い返せば大したことないけど、当時ってそれが全てだったししんどかったなって・・・。その経験が済んだ大人たちに何言われても何か違うっていう。思い当たる節があるなって、なんか色々考えながらでした。

事件面で大きく関わってきたのが、教師のトロイ先生。

ヒロインへの好意…、何と言うか好きでもない相手に好意を向けられる不快感って言うのが本作プレイしててすっごい感じた。そういう人間味あふれる言動とか言葉選びしてた気がする。

人を殺したくないのに殺してしまうっていう手を付けられない精神状態のトロイの犠牲になったのが妹のユズちゃんでさ・・・。ここは本当に報われて欲しかったけど、すごく現実的で、会えて良かったってユズを抱きしめる姿には普通に泣いた。

「……統計で計らないと分からないんだ。自分の感情も、体調も、何も分からない。だからきっと、３日間、耐えるしかないと思う」

って、傍にいて欲しいって傷心してるモズが本当に苦しかった。

「お願いだから、遠くへ行かないで。姿が見えなくても、声が聞こえなくてもいい。お願いだから、僕を置いて行かないで」

「僕は、僕の大事な妹と、もっとずっと、一緒にいたかったよ」

スクショ見ながら記録してるだけで泣いてる。

声を荒げたり泣きじゃくるように涙を流さないのがめっちゃモズっぽくてさ………感情面の起伏は分かりにくいモズだけど大事にしてるものとか人がちゃんといるんだって言うのが伝わってきたし、福山さんがすごくてさ…。

でも、ちゃんと甘さをくれて後半に臨めるよね！って思ってたら爆弾よ？？？

ヒロインの兄の死を偽装したのは自分の可能性がゼロじゃない、と。

好きだから可能性があることを隠したままじゃいられないっていうモズの正直な部分が二人の気まずさを生んで、どんな返答がくるのか怖くて聞けないって臆病になってるモズが愛おしくてしぬ。

「……真実が分かるまで、僕は待つ。真実が分かったら、君が答えを見つけるのを待つ」

「その答えが僕を遠ざけるものだとしたら、君が僕を許してくれるのを待つ。待っている間に君が僕を忘れてしまったら、思い出してくれるのを待つ」

「君が僕を忘れて、僕じゃない誰かと出会ってしまったら、僕を選んでくれるのを待つ」

「これが、今の僕が出せる結論だ。君に何も望まない。ただ、僕が待つのだけは赦して欲しい」

頭のいい男なのに、好きな子のことになったらどうしたらいいのか皆目見当がつかなくてとんでもない愛の言葉を並べる展開が好きすぎる。

「ごめんなさい。自分勝手なことを要っているのは分かる。今、君を困らせてるのも分かってる。君がそうやって涙を流す原因が僕の自分勝手な思いだってことも理解してる」

「でも、君なんだ。どうしても」

やっばい……私の語彙が死ぬ。

モズのあるだけの語彙を用いての言い訳と言う名の告白。

ここでのヒロインの機転も最高に痺れるし、「僕を呼ぶ声が、僕の体のあるべき場所に収まった。○○だけが、しっくりくるから」たまらんって・・・。好きじゃん。

ヒロインのこと、めっちゃ見てて話せない間のこととかメモしてるの無理。

絶対好き、もう決まりました。（って過去の私は思ってます）