BUSTA FELLOWS ヘルベチカ√

 

 

 

 

 

 

※ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

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ヘルベチカ(CV.吉野裕行

 

人に点数付ける男・激ヤバ第一印象(笑)これまで好意押し売りみたいなモブ()いたから、モテる男の距離感ってシンプルにすごいなって・・・。

 

リンボ√でリンボのデート遅れる代わりにサラっと愚痴に付き合ってくれるところとか、頼らない仲間にブチ切れたりする熱い男ってことが分かっててヘルベチカ攻略に踏み込むのちゃんと順序最適~!って思いました。

 

訳アリだってことがちょい出しされてて、彼は元ギャングで大揉めの後にサウリ先生が拾ってくれて顔を直し、教育をし、薬を抜いてくれて今があることが暴露されました。

犯罪の片棒を担いでいたってキャラのときもびっくりしましたけど、本当の顔じゃなくて、薬をやってたキャラが攻略キャラ!?ってこのパターンはじめまして過ぎん?

 

 

 

ヘルベチカと同じ環境で育ってきた患者がゴタゴタに巻き込まれたとき、ヒロインが僅かな繋がりでも悲しんでこういう事件があったことを伝えなきゃって思ってるところに、自分がその気持ちを向けてもらったかのように嬉しく感じるってシーンは良かった。

 

 

「ひとりでここにいた時は、自分が思い出せない、昔の自分を知るのが怖いって思いましたけど、知りたいといってくれる人がいるのはそうわるいものではないですね」ってそういった出来事に怒ってくれるヒロインがヘルベチカにとっての救いになっているし、ちょっとずつ弱音を吐露してくれるのは乙女ゲームの醍醐味よ。

 

「僕は、誰なんでしょうね……」がここまで尾を引くとは思ってなかった。

 

 

数日連絡が取れず探し回ってやっと見つけたヘルベチカはボロボロで急なハードモード。

ヘルベチカ√ではリンボたちが見られたくないだろって判断したことでも踏み込んでいくことが必須でした。

どこまで踏み込んでいいかとかキャラによってさまざまなのも凝ってた。

 

 

 

薬漬けにされて戻ってきたヘルベチカは衰弱してて、全部思い出しながら一度仲間だと認識した相手を見捨てられないっていうヘルベチカ。無意識にでも大事にしてた”絆”がここで良くない方向に向くんだ・・・。

マグダにはヘルベチカが戻ってくるにはあの頃と同じようにすればいいとしか思考が至ってなくて、もしかしたらヘルベチカは今も薬漬けで、知識も乏しくて、どん底で生きていたのかもなってIFを考えてしまうストーリーでした。

 

自分の顔を焼くのはバット分岐かと思ってびっくりしたのでやめて!!

 

 

事件後、サウリ先生がヘルベチカとして生きるか二コラとして生きるか、彼自身がどうしたいのかの判断を迫るシーンはめちゃくちゃ緊張した。

あのヘルベチカが、「僕は、僕の生きたいように、生きていたいから!」って泣きじゃくるのしんどい以外ない(ゴミ語彙)

サウリ先生は、何故生きているんだ?って超辛辣ではあるんだけど、どっちに転んでもちゃんと愛情を向けているんだなって感じられてほっとした。だって声が杉田さんで、あのアカデミアに所属しているし怪しいから・・・・・・さ。

 

「みんなと出会って、僕になった。僕の名前は、ヘルベチカ」

本当に意味でヘルベチカになれて普通に泣いた。

 

 

 

 

 

後編でさ、想定していなかったほどにヒロインのことが好きで、

 

(君が笑った顔が可愛いから、ずっと笑っていてほしい。君が怒った声が可愛いから、僕に怒ってほしい。僕のことで困って、頬を膨らませて、拗ねてほしい)

(君を悲しませてしまったらどうしよう。君をがっかりさせたらどうしよう。君に嫌われたら?拒絶されたら?)

(君に依存してしまったら?君に依存して、君を失ったら?)

 

「君が欲しい……永遠に……」

 

 ときめき殺されました。

 

 

モテる男のくせにちゃんと大事にしたい好きな子はヒロインしかいないんだよ。

 

「僕は、君が幸せを感じるためにできることはなんでもしたい。そこに僕は関りを持ちたい。そんな風に思うのは、君だけなんです」

「だから。少しだって傷つけたくない。嫌われたくない。悲しませたくない。だから、どう接していいのか分からなくなって、怖かったんです」

 

「僕にとって、君だけが、特別です」 

 

最高だよヘルベチカ。最初苦手なタイプかもとか思ってごめん。

 

 

 

ヘルベチカはBADが生死に関わらないからこその辛さがありました。

ヘルベチカはヒロインの存在に気付くことが出来るけど、顔が違うからこっちは気付くことが出来なくて、どんなに大切でも「見た目」が大きく作用するって皮肉が最高に効いててしんどかった。

 

 

 

普段とのギャップが最高に楽しくて、一番しんどいルートでした。