幻奏喫茶アンシャンテ カヌス√ 感想

 

※ ネタバレ有

 

 

 

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カヌス・エスパーダ(CV.梅原裕一郎

 

オスメメ攻略順の通り、初手は首無し騎士(デュラハン)カヌス。
立ち振る舞いや喋り方から、騎士らしい圧倒的安心感。から垣間見えるどストレートで天然な一面が可愛らしくて早速頰が緩んだ…。
表情がないことに不安を覚えたのは杞憂でした。表情が見えない分、言葉で伝えるって一生懸命なの……そんなにガタイいい感じなのにめちゃくちゃ可愛い…!!!

 


実際に見えないだけで、"顔がある"というのは結構胸熱な展開だった。それをヒロインにわかって欲しいと思うカヌスの心情も、行動も、また可愛らしい。狩也くんが唯一、何となく顔を認識できるのが羨ましい。イケメンなお顔をいつか見せてください。

 

 


ただ、もちろん一筋縄ではいかないのが人外との物語。人間界の常識=人外の世界の常識ではない。分かってたつもりだけど、普段優しいカヌスから言われるのは、確かに踏み込んじゃいけないな…って悲しくなってしまう。

 

 


カヌス√では妖精界にスポットがあたっていて、ヴェンニーアの変化も見所かなと。個人的には今のところ狩也くんが大好き人間なので、羽とか生えないのかなって安直に見守ってました。
見所のヴェンニーアは最初、すッごい嫌味っぽくてう〜〜んって唸ったんだけど、何しろ顔面が良い。友人と謳ってくれたのが、嬉しくて。度が過ぎたシスコンが故の裏切りが、切なくて。それでも、切り捨てられないヴェンニーアの絶妙なキャラ設定すごいな…って別の見方で関心した。
ハピエン後、ティターニアとヴェンニーアがコソコソ話してるのが微笑まし過ぎました。

 


そして、プロポーズの"愛している"は、こんなにも感情込められるの?って梅原さんのお声のトーンが落ち着いているのが、良過ぎた。一言一言が沁みる感じ。

ただ歓喜したと同時にいろいろ考えちゃった。
人外だから付き合って→結婚みたいな人間的な順序や常識も関係なくて、生涯を共にしたいと思える相手と出会えたカヌスに泣いた。寿命が違って、価値観も違って、表情も見えない。後々のことを考えたら、カヌスがひとりになることもあるかもしれない。言葉通り、カヌスにとって永久に"愛している"なのが、もう永遠に幸せでいてね…!!!って泣いてる。

他√では他者にアドバイスしたり諭したり、立ち回り完璧騎士様が自√の脆い感じ最高に好きです。


それから、待ちに待ったバトエン。いや、カヌスには永遠に幸せでいて欲しいんですけど、それとこれとは別です。
"世界のためでもヒロインを捨てられないほど愛してしまっている"という事実でわりと満足です。今までと変わらず妖精殺し生活をしていくって言う悲しい結末なんだけど、ここで言及したいのは狩也くんですよ。アンシャンテにみんなが集まらなくなったのが悲しいのは、もちろん全員なんだろうけど、狩也くんもアンシャンテを大事にしてくれてて、居場所を作ろうとしてくれてるわけですよ。母性が暴走するシーンのひとつとして、大事にとっておこうと思います。

 

 

 

2019.10.27