百花百狼~戦国忍法帖~ 月下丸√

 

 

※ ネタバレ有り

 

 

 

 

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月下丸(CV.羽多野渉

主従関係がありながらも幼馴染枠として私的にいいとこ取りな月下丸でした。黒雪√では過保護が少し鬱陶しいと思う部分がありましたが、自√ではその過保護さがいい味出していて良かった。私は兄派です(^^)/

 

 

 

ヒロイン第一主義であり、「貴方をお守りします」を軸に完璧にやり遂げた人でした。女中として忍び込む時もこっそり側にいたり、「貴方は俺のかけがえのない人です」と言うまでの彼は疑う余地がないほどに信用できる。

 

 

 

 


秀吉殺害は必須要項なんですね。そして、この√では流血していました。共通√で起こる些細なことで黒雪はあの決断を下したのだと思うと執念を感じられる点でもありました。

 


そして、この√では助けに来てくれたのは月下丸。

「例え里にとってどれだけ重要な命であろうと、俺にとっての一番は貴方はお守りする事だと!」めちゃくちゃ兄弟を感じる。後々、黒雪も護衛役を担ってくれるし、ヒロイン>里を体言してくれるのが心強いよ彼らは。

 

 

 

ここで、里を捨てる選択をさせてしまった自身のことを悔やんだヒロインに誓ったようなこのシーン大好きでした。

「月は西に落ちようとも、天からは決して離れることはありません」

「俺にとって貴方は天です。月である俺は、どんなことがあろうとも決して貴方から離れることはありません」

しかも、後々効いてくる。あまりにもずるいシーン。

「俺は今、ここに誓います」

「日の本の国のすべてを敵に回そうとも、この命尽きるまで貴方を守り続けると

あ〜〜素直に信じさせてくれる力が月下丸にはあるんですよね。月下丸がくれる言葉に嘘偽りはないとプレイし終わった今でも思えます。

 

 

 

ここまで月下丸√でくれる言葉が大好き〜って割とニコニコしてたんですけど、甲賀忍たちが追ってとして襲ってくるとは思わないし、更にマジで殺し合いになるんだ…( ;  ; )

ヒロインのためならどんな辛い所業も背負うって言うのが苦しいんだけど、彼のいいところが盛り沢山なんですよね。

 

 

 

 

 

逃亡期間もずっと月下丸への負い目は消えないままなんですが、「俺にとって貴方は何よりも重いのに、貴方にとっては軽い。俺はそれが途方もなく悲しいんです……」ってもうめちゃくちゃいいセリフじゃん。貴方が大事なのに、貴方自身が大事にしてくれない…って月下丸が一番辛いことなんだということがわかる。ここでの抱擁も兄弟を感じる画角。この包み方ドストライクです……すき……。

 

 

 

抱擁を経たことで、月下丸が胸の内を曝け出してくれるきっかけとなります。「貴方の熱は俺には強すぎる」と悲しそうだけど熱っぽい表現最上級すぎませんか?好きと言われるより好きと言われている。(?) 我慢できない=異性として見てるじゃんか〜〜(;_;)

「貴方が泣いていると俺はどうしていいかわからない」

「ただ、この世のすべての憂いから貴方を守りたい。そう思って止まないのに」

「貴方が笑顔にならないのなら辛い気持ちも、悲しい思いもその涙も……全部俺に分けてください」

これで主人として慕ってくれてると受け止められるわけがないんですよユーザーである私は!!!気持ちはんぶんこ系、涙を分けてとか本当に弱い……(;_;)この時のセリフだって、ただの"守りたい"からくるものじゃないんですよーー!!!

 

 

 

 

この辺からが霞までも追い忍として殺しにかかってくると同時に、暴走をはじめた末に自害するというヘビーすぎる展開でした。

これだけで終わらずに、月下丸が時々豹変する原因もここで分かります。月下丸の母親が掛けた"ヒロインを殺せ"と言う呪い、に上書きしたかがり様の"ヒロインを守れ"と言う呪い。その、かがり様の分だけを解除したことで5人目の追い忍が月下丸であるという事実を突きつけられました。

わたしが混乱している間に、彼は心中での葛藤の末、呪いを跳ね除けた月下丸ですが自害スチル!!!伏見城に行って、秀吉と対談してもずーっと鬱だった。攻略見ながら言ってるのに、いや死んでんだけど???って無の境地。バトエンはここで本当に死んでて、後追いでした。兄弟で後追い逆なのはポイント高めでした。お互い違うのがいいですよね。

 

ハピエンは、助けに来てくれるんですよ…。マジで2人揃って頼もしい兄弟ですね(;_;)兄弟好き的にも超嬉しい展開です。

共に過ごす日々の中で、貴方なくださったぬくもりや優しさ、貴方を想う俺の想い。それらすべてが凌駕した」

「二つの呪いを上書きするほどに、俺は貴方を……愛していたのです」

ズルすぎん???根底に刻まれていた呪いだったとしても今までの言葉はすべて月下丸の心からの忠義であり愛だったわけですよ。落としてから上げる展開の最高レベルのストーリー。

 

ここでヒロインも同じようなことを思い、月下丸との日々は自分の中に刻まれていると再認識するんですよ〜〜(;_;)

 

これだけでも満足なのに、月のくだりをここで持ってきて「俺と共に生きてください」と最高は捻りなく真っ直ぐなんですよね〜〜〜どこでそのスキル身につけてきたんですか。

 

「例え術がかけられていなくても、擦り込まれた忠義がなかったとしても」

「俺はやっぱり、貴方を助けに行きました」

「何故なら、貴方は俺の愛するたった一人の女性なのですから」

ここでやっと安心して納得できるんですよ。信じてる気持ちはあるけど、やっぱり不安な乙女心をここまでバシッと決めてくるんですよね……。こう言うタイプって恋愛面ポンコツがセオリーじゃないんですか?ずるくないですか?

 

「例えこの世が果てても貴方と共にありたい……」

 

 

fin.まで綺麗にイケすぎてました。

ありがとうございました!!!