十三支演義~偃月三国伝1〜 夏侯惇√

 

 

※ ネタバレ有り

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20200702211410p:image

夏侯惇(CV.鈴木達央

曹操に忠誠を誓った猫族と女が大嫌いな口の悪い青年。でも、分かるじゃん……こんなキレちからしてても、背丈のことを気にするわ、"CV.鈴木達央"絶対ツンデレ。私の推しになるよ(知らん)

 

 

ド初っ端の選択肢から、どうたち振る舞うか試されている気がする。ヒロインを溺愛する未来が見えるよ……。って感じで、キレ散らかされても聖母のような温かい気持ちで見守っていました。距離が縮まるまで結構長かったな…。シャレマニのケイトくんを思い出す。

 

 

 

猫族を嫌悪している夏侯惇に対して、割と積極的に行けるヒロインの強さよ。ツンデレ好きだからいつも思うけど、攻略するまでが大変なんですよね…ヒロインのメンタルが欲しいです。

 

余談はさておき、「おい貴様!」「十三支の分際で!」なんて罵倒は日常であり、そんなにキレて大変そうだな〜と思うほどにずっとキレています。そとそも曹操が、猫族を気に入ることが気に入らない、と言ったご様子ですが、曹操へ反論できないから渋々日々を共にすると言った感じです。ファーストデレ(?)も、曹操たち軍人の宴の際に、仮病を使ったヒロインにブチ切れて腕を引っ張っていくときですからね…。道のりが遠そう。腕に触れただけで、カッと赤くなる女性慣れのしてない加減がわたし的推しポイントでもあるんですけどね。



本√は、曹操軍と共闘することが多かったので、命の危機に晒されることが少ないかったと思います。そんな中で、曹操に右腕である夏侯惇とお気に入りのヒロインが背中を預けるまでの関係になるのが見所でした。曹操に認められたくて、何年も鍛錬を積んできたのにポッと出のヒロインの強さに溺愛している主人という三角関係(?)だから、素直に認められない夏侯惇の気持ちも大いにわかる。でも、その強さゆえに夏侯惇と惹かれているんですよ……。

 

 

夏侯惇は本当にじわじわと、でも確実に心境を変化が感じられます。

 

大きな分岐点となる左目事件。

眼帯シンプルにネタバレですよね(笑)きっと嫌がるだろう、と黙って看病するヒロインの奥ゆかしさ素敵だった…。わたしは夏侯惇が好きだから言いたい()ここの暴露タイミングかなり焦らされました。いや、いいんですけどバトエンのタイミング考えるとちょっと焦らしすぎ。

 

 

さらに、夏侯淵は出会った頃の夏侯惇と同様にヒロインのことがずっと大嫌いで、兄の背中を守る場所さえも盗られて憎悪を膨らませています。彼の策略により、ヒロインにあらぬ疑いがかけられて、猫族抹殺指令が出されるんですけど、この時の夏侯惇の成長具合にもしびれた…。

真偽を調べてやる、と独断で殺傷指令を停止し、曹操の元へと連れて行ってくれるんですよ。あの夏侯惇が!!!他√のように十三支を毛嫌いしていた彼はもういない。

「お前たちの事はこれから猫族と呼ぼう」

「……礼は要らん。俺が十三支という呼び方に飽きただけだからな」

ハァ…推し……。ヒロインの武に対する敬意だったり、好敵手への信頼のなかで、夏侯惇にここまで言わせてやったのは大勝利。

「それから、お前の事だが。………これからは、なるべく名で呼んだやろう」

推し確(もうわかった)呼びたかっただけじゃん(^^)/♡貴様呼び卒業おめでとう。

 

 

 

 

この辺りから、曹操のためではないにしろ客観的に見て、右手は夏侯惇で左手がヒロインといった形が整ってきだすと同時に夏侯淵からの反感は増します。

戦略を一緒に考えたり、将として共闘できる世界線(;_;)逃げ回ったらしなくていい√だから、だいたいの生活を夏侯惇と送って徐々に距離を詰めていく感じ一番恋してる。

「俺の笑う顔なんか、これからいくらだって見れる。お前が……いれば」

ここまで言っておいて、片目が傷付いたとき看病してくれた女性に惹かれてるとかいうのズルくない?自分にジェラシーなやつ…!いやあ、でも別にいいんですよ。夏侯惇は、その話をわたしにいてくれるし、ラストスパートではお前の髪色っぽくて声色っぽくて、さらには「お前だったら良いなと思っていたような……気が……しなくも……ない」と言ってくれるんですからね!!!!!

 

 

 

まあ、ここに至るまでに夏侯淵との縁切りが必須要件なのが辛過ぎる。

あんなにブラコンぶちかましてたのに、まるで鏡像のようと比喩していたのに……。ヒロインを陥れることしか考えられなくなった夏侯淵は、曹操軍にとって害ある存在でしかない、と。自らの手で殺そうとするわけで、夏侯淵が悲しそうに、自害する道を選ぶのが悲しすぎたな。夏侯惇√で、彼らが仲良く生きることが出来ないのが本当に残念。兄弟は仲良しが一番だよ……(;_;)

 

 

夏侯淵を失い、劉備を救うために軍を抜けたことでヒロインも失い、夏侯惇はギリギリの状態で己を鼓舞しながら鍛錬に励み、戦に挑むわけです。そして、袁紹劉備を人質にとられたヒロインと戦場で敵対する……夏侯惇の運命が過酷。その状況が、趙雲の活躍によって覆るのは爽快すぎるし、本当にできる男ですよね。

 

 

 

この√では、はじめて不安のない平和が訪れたんじゃないですかね。

戦が終わってまだ熱も冷めやらない内に「お前は俺のことをどう思っている?」「俺はお前が好きだ。お前の答えが聞きたい」ですよ。ここまで頑張った甲斐しかないですね!

「俺には戦しかなかったからな。それ以外で執着したことがあったとしたら、お前くらいなものだ」

執着とは無縁そうな夏侯惇の唯一であることと、戦うこと以外に意味を見出した成長具合には大満足すぎる。

「ずっと俺の傍にいてくれ。もう二度と傷つけない。そして、……いつでもお前の盾となり、護り、包み込もう」敵対しまくってきて、倒したいと思ってきた相手だからこそのこの言葉がいい。"俺たち二人ならば、無敵だな"の屈託のなさ(;_;)まだまだ青年なんだな〜〜ってめちゃくちゃ思う。余裕のなさがまた一興。

 

 

数年後と表記のあった、曹操軍に所属するヒロイン。曹操とも仲良くやってて面白いし、やっとストーカーじゃなくなった(?)。曹操が、夏侯惇を可愛がっているのも見られてよいハピエンだった。

 

「お前に俺の半身。愛するお前を……決して手放したりはしない」

「お前は、俺が背中を預けることができる唯一の武将にして唯一の女、なのだぞ?」

 

「お前を愛している。誰よりも、お前だけを」

真っ直ぐなツンデレ

エピローグ見ました?乙女ゲームを数本やってたら展開が分かるんだけど、それでも頬のゆるみは止められなかった。ヒロインにべったりと言う感じじゃなくて、お互い自立している二人ですけど、さりげなくいちゃつけるの良い…。推しだと思います()