ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926- ニコラ√

 

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

 

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二コラ・フランチェスカ(CV.木村良平

 

前回に引き続き甘く巧妙な罠のなかで十分に愛をくれるタイプ(超主観)であり、何より声がその雰囲気を増幅させているよな~って改めて思いました。

 

二コラは、「君はそのままでいい。君が傍にいてくれるなら、ただそれだけで僕は癒されるし、それ以上に幸せなことなんてない。」と言い切れる男。まあ、それがネックになるのはこの時点で分かるんだけど、それでも存在全肯定してくれる二コラってほんと…。恋人になる前なら嘘っぽいな~って絶対思ってしまうんだけど、二コラがそうじゃないことを以前のバトエンで咀嚼できたので楽しい。これぞ続編の楽しみ方。

本来なら当然なんですが、ファルツォーネの彼らが本当の意味で同じ目的に対して苦悩している姿はマジ求めてた。二コラとダンテが仲良くやっているのを見られただけでも、胸いっぱいな反面ダンテの初恋…ってどうしてもなってしまうのはしょうがない……。

 

 

 

今回の二コラ√では、ファルツォーネとヴィスコンティは共闘状態なので割と安心していたんですが、オリヴァーの死亡は自分で思っているよりショックでした。ギルの心情を考えたら本当に苦しい(;;)

そのギルが、二コラと生きていくということの自覚を与えてくれるんだからとことんいい男過ぎて染みる。余談ですけど、5歳のシニョリーナってさらっと言えるところが格好いいですよね(二コラの話しろ)

 

 

 

今作では、二コラの過去や抱えているものの話がフューチャーされていましたが、あの二コラが嫌われたくない……って思っていることを知れたのが一番の収穫でした。

ダンテが自由に生きられるようにと、自分を意識するように仕向けなんてことないただの女の子だったのに、絆されてしまった二コラの激重感情~!!!それをテオの思いもよらない爆弾発言のおけげで更に深められる最高の展開。

 

「運命だろうと何だろうと、どうでもいいよ。君は僕を好きになってくれた

 

「たとえーーこの想いが【血】を踏みにじるものでも。与えられた運命に背いているのだとしても」

「僕は、君が好きなんだ。……愛している」

 

花丸~~!!!(?)二コラが、必死に言葉を紡いでる事実がアツイし、テオの誤解ではあるんだけど、もう一つの運命を掴み取った二コラ√ならではの、運命に抗うシナリオはとにかくアツイ。幼馴染贔屓の次に、運命の相手贔屓しちゃうんだけど、(教国に)望まれた運命に抗う共犯者っていうのも最高…。

 

 

 

そして、今作のキーキャラであるテオ。

髪の色、瞳の色、【妹】の話……。無理すぎん?本当に兄ならすべてを許してしまう。さらに、出来ることならヒロインだけには害を与えたくないと?

(……俺が、選ばれることはない)

兄妹モノには目がないので、ちょっと全部持っていかれましたね(あ)

 

 

 

脳内がテオに支配されたままではありますが、本件の事件の結論として楊の暗躍が原因でした。その決着の前のセリフ聞きました…???

「どうか、僕と一緒に罪を背負って欲しい」

運命に抗う共犯者って解釈通りすぎて最高の一言。

 

そして、二コラは、バトエンこそ期待できる男(個人的希望)

やることは全部やって、逢いにいく……。感情に任せるだけの男じゃないことも、二コラの性なんだけど、感情論ではどうにもならない後追い…。最高!!

 

 

 

今後、テオを見る目が変わりました。