蛇香のライラ~Trap of MUSK~ ヴィンス√

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

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ヴィンス・ルーガン(CV.谷山紀章

惨く冷酷な第一王子

 

酒飲み比べの戦利品としてヴィンスに近付き密偵スタート!

冷酷そうに見えた口下手王子で、女性には不慣れな点など可愛らしい点が多かった。キャチコピーの冷酷さというよりは、苦悩して選択する術がそれしかなかった、って言う放って置けない王子。

皆殺しにしたことも出来るなら選択したくなかった、でも、俺はそれが国の為に必要だったと思うからやり直せるとわかっても同じことをする。

めちゃくちゃ民の事を考えてる人でびっくりした。でも、それが空回りしている歯痒さも全体を通して痛感しました.

 

 

恋愛面もライラのイメージ通りの妖艶さというか。

唇を奪われはじめてを奪われてヒロインが恋に溺れるって流れなんだけど、なんか純粋だった!なんでだろう。サラっと責任を取ると言っちゃう王子様がかわいいんですよ。

 

 

 

 

本√では、テオドールより依頼を受けて密偵をしていたわけですが、なぜかテオがヴィンスを裏切り反乱を起こしている、と。

力になりたい一緒にいたい、という思いから後を追うんですけど、ヴィンスはヒロインは狡猾だから一緒にいてくれれば力強いなどと言い訳をして傍に置いてくれるんですよね~~~「俺は……ルーガン王国の王子だ。いざとなれば、女も親友も利用し、犠牲にしなくてはならないんだったな……」冷酷って言ったのだれ?ってぐらい優しい人なんだけど。

 

テオに裏切られて昔から恨まれていたことが分かって、弱気になるヴィンスが寂しかった。しかも、国を追いやられてきた民たちには、冷酷な王子認定されているし成す術ない中で、国の為に出来ることを自分で導き出せる王子で本当に成長物語だった(勝手に育ったけど)

血に、運命に縛られる展開がかなり好きなので「俺は、止まることを許されない。ルーガン王の血を引く人間である限り。……迷う必要など、元よりなかったのだったな」決意を固めるヴィンスには惚れた。

 

 

 

テオの恨み言も全部受け止めて、新たに王になった瞬間にヒロインを手放さないと宣言するシーンはマジ王子様最高…。

「俺が道を誤ろうとしたら、正してほしい。……お前と共に、歩んでいきたいんだ」

「……我が妻となれ」

最期の最後に、こ王子っぽい命令形がくるのが良い!迷うなら、判断は委ねず、命じてやるって責任を最後まで取るのかっこよすぎーー!!見事なシンデレラストーリーでした。

 

 

 

そして、油断してたバトエンがまじでよかった。

ヒロインが傷付けられたとき躊躇なく人を殺せるヴィンスを見て高揚したと同時に、タトゥーを見て欲情する姿を見て、再度男に失望したヒロイン。

それでルーガン王国ごと、ヴィンスを作り変えたエンド。

ヒロインの命令に忠実で欲するスチルには痺れた!ライラっぽくてかつ薄暗い感じ100点!穴場のバトエンじゃないですか???

 

さらにモチベが上がりました。