蛇香のライラ〜Trap of MUSK〜 ライザール√
※ネタバレ有り
ライザール・シャナーシャ(CV.森川智之)
訝る勇敢なシーク
婚約者代理で近づくことになったものの、ヒロインのタトゥーや誘惑通用しない曲者。懐柔されていく過程でも十分楽しめましたが、それだけじゃなかった。CV森川さんなだけあるし、絶対みんな好きになってしまうよ……。
まさかの!幼馴染枠だった~~~!!!(幼馴染厨)
ヒロインに対して、警戒心を一切怠らないライザールなので厳しい一面ばかりを見続けてきたところに、庶民の子どもの進言を無下にしない一面が既にずるいんだよね~~!!身分高い系の人ってこういうこと出来るだけで100点満点。
というか、ライザール設定勝ちすぎん?
王様というのは仮の姿で、ライラ・ヌールとして合法的には暴けない国の暗い部分の処理にも当たってる……。町の子供たちにも平等に、金銭を与えたいところをこらえて情報提供と言う仕事を与えるって判断できるのすごかった。王様としての正解の言動だったな、ってなにも知らなくても思ってしまう。
王様としてではなく、対ライザールとしてヒロインに接するときのずっと揺れ動いている心情が掴めなかった。信用したいけど、どこか掴めないヒロインを傍に置き続けるのは正しくない。と、分かっているけど、手放したくないって言うのが後々分かるからしんどかった。
そのなかでちょっとずつだけど、ヒロインに記憶の混濁が見られるようになってくる。
あ~~もう絶対にライザールが追い求めている人はヒロインなのに確証が持てない感じ!忘れてるタイプの幼馴染展開も大好物……今思えば、最初にカルゥーが懐いた時点から伏線は張られていたし、これまでの攻略中でもなぜか話しかけられたりもしてた……。
信頼したくて洞窟に連れて行った後に、裏切りが発覚して内心超動揺してたのがSSで分かるからコレ書いてるときは超ニコニコしてしまう(笑)
"ルト"という本当の名に、同様してヒロインが探し求めていた人物としったとき初めて見せた表情があまりにも優しくて惚れた(また)ここで、彼が王族でないことや本物との取引のことなどを知るんですけど、そのタトゥーの仕組みとか毒交じりの血のこととか一気に面白みが増す!
いよいよ店主様の悪行が露わになっていくんですけど、美蘭にパメラがヒロインと同じような耐性を持っているのも切ない。もしかしたら、ヒロインは彼女たちだったのかなって思うとちょっと同情してしまう。それぐらいには、恵まれてなかった…。
洗脳状態のヒロインは思うように身体が動かないんだけど、その呪縛を解く瞬間が本当の王子ではないライザール王のキスっていうのが洒落てた。
「母を亡くしてから初めて出会った。傍にいたいと思う唯一の人だった。守りたいと、私が初めて思った相手だったんだ」
「後にも先にも、お前だけだった。私が、傍にいたいと思えたのは」
念願の相手とやっと結ばれるってみんな大好きだし現に人気ナンバーワンだったから納得した。カプ的に言うと圧倒的ルトだったし、シンプルに森川さんが天才だったわ……。
ひとつ苦情があるんですけど、カルゥーと2人と1匹でのエンド用意してもらってもいいですか?(??)
バトエンは、悲観するより復讐に燃えるのがライザールらしくて哀しい。悲観する時間すらない方が悔しい。地味に一番苦しいのはこういうエンド。
茶番のような愛憎劇。きっとお前を■してみせる。
濁すのもお洒落で良かった。助けてみせる、殺してみせるなんだろう。色々想像膨らんで最後まで楽しかった。
いよいよ最初の推し候補ジェミル。