OZMAFIA!!-vivace- カラミア√
※ネタバレあり
カラミア(CV.新垣樽助)
シンプルにいい人過ぎるボス
本人が言っていましたけど、いい人どまりすぎるタイプ。
記憶を失ったヒロインがマフィアのボスにぶつかって拾ってくれるザ・メインヒーロー展開からの本編がスタート。出会ったときから、物腰柔らかくて女性扱いもうまくて非の付け所がない男。癖ある部下たちにもおおらかでいられるまじの良い人。
ヒロインが割と考えなしで記憶がないからこその無鉄砲さで物語をかき混ぜていくんですが、「世話を焼きたくて勝手に焼いてるだけなんだ。れこそ、いつも相手してくれてサンキュな。」まじでなんでそこまでできるん…?ってなるぐらいに優しい。
恋心を自覚する過程でいうとじっくりゆっくり、ヒロインが心の中で大きくなっていっている…っていう。
超ベタな「娘みたいなもんだから、気になるんだ」こういう展開も体感久しぶりな気がする(多分)んなわけないじゃんか~~???キリエに反論できないところまで、恋してるのに認めない所強情で好きだったのに、祭り開催までにしっかり心決めててこっちが戸惑う。
「俺はおまえが好きでも、おまえが俺を好きだとは限らない」
「勇気を出してよかった。……受け入れてもらえて、本当によかった」
「流れ星は消えたが、空に輝く星に誓う。君を必ず幸せにすると」
花でも空でも月でも星でも、何かに誓ってくれる男は間違いないんですよね(暴論)なので、この告白があった後のハプニングとか乗り換えとかあることを知ってしまっている現時点だとまあ~~~薄っぺらく聞こえてしまうのでよくないですね(?)もっと最後の最期に持ってきてほしい言葉でしたが、告白としては最高にグッときました。
付き合って明らかなハピエンの後からの物語って感じ。
ボスとして忙しいから側に居られないけど、堪えるヒロインは成長も見られました。彼女、我慢をがっつりするタイプじゃないからこその我儘も恋人感味わえる。
ヒロインを撃った~の過程は情緒やばくてビックリした。
それで街一番のマフィアのボスやっていけていることにドン引いてたけど(引くな)、それがトリガーとなって、得た『勇気』が壊れてしまうんですが、可愛かったのでオールオッケーですが。
ハーメルンに操られること、昔の旅の事、支配者層の秘密などメインなのにほぼ開示されなかったので、この先が楽しみになってきました。
このゲームの一番の特徴だと思う、乗り換え√にはびっくりしました。
いずれもですけどヒロインの言動に疑問符いっぱいなんですが?????ちょっとしたすれ違いから破滅に繋がるという大筋は理解できるんですけど、乗り換えようかなって気持ち利用してからのすべてを許すまでがあまりにもはやい……(;;)ちゃんと答えを言い渡してから差し出そうよ………………
というか、ヒロインと似ている誰かを彷彿させてその答えないまま終わるんだ!?誰?!!!
カラミア√のオススメは、寄り道エンド(?)です。
乗っ取りでは、いつだってヒロインの幸せを願えるいい男なので、誰かに心が揺らいだあとの、これまで必ずしも潔く身を引くカラミアの、「……本当は諦めたくなかった。お嬢さんを諦められるものか。偽りなく、おまえが好きだ」が一番熱を感じられて好きでした。
乗っ取る側でも、いい人の狡猾な使い方してた。
気持ちが定まらないままでも"充分だ"って譲歩してくれるんですよね……最後までいい人でいて欲しいので、乗っ取りこそカラミアの男らしい部分と言うのが垣間見えました。
シンプルな好みでいうとわたし的にはガターなんですけど(ボウリング)
ここまで、他意なく優しくしてくれる男は恋するよ。わかる。
乗っ取りで完全に気持ちを持っていかれたキリエ√超楽しみ!!!!