SWEET CLOWN~午前三時のオカシな道化師~ 日之世武尊√
※ネタバレあり
日之世武尊(CV.柿原徹也)
笑い方や言動が不気味な掴めない少年。
ストーリー展開とか結構好きでした。密原くんとは種類の違う性悪男でサディスト。
道化師に殺意を持っていて殺したい少年なので、最初こそヒロインと一緒にいることすら無理だったと思うんですけど、ヒロインも普通の子じゃないので波長は結構合ってるんだろうな~と。
専属オフレンダに任命して一緒にいることになるんですけど、お互いにコミュ力不足なので愚直に距離を詰めるのは無理ゲー。おもしろい女を狙う必要があります(?)
「僕が貴方を受け入れるなら、貴女も僕を受け入れる……ということ」
をお気に召したようでオフレンダとして欲を高めるため傍にいれくれることになります。
最初は乗り気じゃなくても、一緒に居れば情が移ってしまう日之世さんの案外ピュアな部分にきゅんときました。日之世さんが水を持ってきてくれている状況下での選択肢って乙女ゲームの種類によっては死んでる(笑)
それぐらいずっと病み展開だったというか、知らず知らずのうちに自喰を重ねていてヒロインの判断力が欠けているからこそだった気がする。
またの自喰により弟の記憶を失って、その誰かがいないから”彼”を望んでもいいじゃん……ってなって日之世さんを選ぶところは個人的に盛り上がりました。
彼も自喰をしなくてもいいように僕が傍にいるのにな…って考えこんだりされるとギャップでしぬ。なんならスイートクラウンにしようとしてた側からのこの感じよ。
そして、日之世さんも素直には完璧には口にしてくれないけど好きだと思っていることが分かります。なのに!!!!ヒロインはそれは私が望んだことで日之世さんにとっては望んでないことなんじゃないか・・・と。冷静さ欠いてるわ…。
そんなこんなで、「嫌いになるよう……そして、≪自喰≫では絶対好きにならないよう願ってください」「それでも僕が貴方を求めたら、それは真実でしょう?」なんて展開に。
超熱烈な告白じゃん。素直になれないジャンル優勝告白。
「貴女が失ったものは全責任を負います」
ヒロインへ、プロポーズだと思いますがどうでしょうか?
自喰によって嫌いになるようという願いは実際には発動しておらず、それでも律義にフリをして付き合ってくれている日之世さんは何だかんだ優しいんよ…。
「貴方に僕の想いを否定して欲しくなかった」
「たとえそれが”恋”や”愛”ではなくとも……僕は貴方の傍にいることを”楽”だと考えていましたから」
めっちゃ恋愛してる。好きの言葉はちゃんと欲しい民ではありますけど、言わなくても分かるよ…って納得します。嫌いなところを挙げて最後に、嫌いじゃないところを挙げるのがめっちゃ日之世√って感じ。
日之世さんはスイートクラウンになるどうこうよりもヒロインを一人の人間として諦めんなよ…って気持ちで接していてくれたんだな、と。
甘~いエンドも最高なギャップでした。
人魚をモチーフにした歪愛エンドも断トツで顔が好きで、一番見返したスチルでした。