SWEET CLOWN~午前三時のオカシな道化師~ 古橋旺一郎√
※ネタバレあり
古橋旺一郎(CV.高橋広樹)
何だかんだ正統派ツンデレの古橋さん。
言動が不穏なのは共通だけだったし、一番の善人で困ってる人を放っておけないタイプ。
「苦手というか、好ましくないというか……ああ、生理的に好かないといえば良いか」って言うくせに懐柔は鬼簡単って感じ(笑)これまでの男たちが曲者揃いだったからか、めちゃくちゃ簡単な男だった(言い方)
ヒロインの傍にいて自分がすべきことに対して一番ちゃんと考えてたのはきっと古橋さんで、「……こういう時、何て言ったら良いか、何をしてやれば良いか分からない」とこぼすところがめっちゃ王道攻略キャラって感じできゅんとした。
何かしてやりたい、の変化球はい投げられても最高。
自分と似たような自己犠牲精神を持つヒロインが嫌で、自分に対しても嫌悪感を抱いている古橋さん。それを逆手にとって俺には気兼ねしなくていいって告げるところ!!!!!パッケージメインヒーローはやっぱりズルい。
物語の根幹にある部分のこと、名前のこと、道化師との関係のことなんかもパケのメインヒーローが秘密握っている系が久しぶりでワクワクした。
恋愛過程ももちろん惹かれてる~!!!って昂ったんですけど、
道化師さんへの愛着を持ってしまうルートだった。
「誰かを仕合わせにしたいと願ったのに、その力に打ちのめされることになるとは思わなかった」と哀しそうな道化師さんを見てると辛くなったし、彼にはもうこれ以上救いがないのかと思うとね…。
救うことが出来たのが二人の柘榴さん。
柘榴の実の花言葉に「結合」「愚かしさ」なんかがあって、ふたりに該当することだけど、その実となった(発端となった)のが道化師さんだったのかな…と思うと本当に彼らのための物語だったんだな~って。
城から出れて一年も時間が経過してて何事かと思った。
「君に変な感情を抱かれたとしても、迷惑なんかじゃない」
やっぱり恋バナ(?)を起きてて聴いているの天才だよ古橋さん。
一年前から、「愛着はあったんじゃないか?」と濁すのもしんどいし、「君が迷惑でなければ」”変な感情”を抱いているってめっちゃ面倒臭い二人ならではの告白!!!!!めっちゃ良くて悶えた。
本筋じゃない歪愛なんだけど、「……俺は、君に喰われるなら本望だよ」っていう歪んだ愛の言葉が大好きだから、最高の最期。
喰われてもいい程って最高の愛の言葉なんだよね。死んでもいいぐらい愛していると同義なのでこういう男居たら紹介してください(?)
いよいよラストに向かっているんだなって展開でマリスの暴走から古橋さん、日之世さん 以外が操られている状況で、しかも迫ってくるの操り人形が真井さんなのがめっちゃ意図的だよね……道化師さん性格悪いし。
「……安易なハッピーエンドは嫌いだが、安易なバッドエンドはもっと嫌いなんだ」
道化師さんに心から同調しました。
2021年名台詞賞受賞ですおめでとうございます(???)