君は雪間に希う 与市√

 

 

 

 

 

※ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

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与市(CV.山下誠一郎

山下さんの攻略キャラははじめましてで、”ツン”デレなんだろうな~って思ってたけど、ニュアンスとかが絶妙な気がして、そこまで当たりがきつくなくて安心しました。

 

 

乙女ゲーム定番の恋人ごっこ!!!!!(うるさい)

これが恋心を自覚したときに足枷にならなきゃいいけど、って少し不安もありましたが杞憂でした。恋人ごっこを承認するための、取引の感じもスムーズでいやらしさがないところも良かったです。

 

恋人同士っぽいことってスラスラ言葉が出てくるところに与市の隠れたスペックを垣間見た気がする。それを見ておもしろがりはするけど、ちゃんと距離感は掴めてるところが本当に高ポイントでした。

 

 

それに、ヒロインが不自然な笑顔のときに気付いてくれるのもよかったです。ヒロインが特別だから気付いたわけじゃないけど、誤魔化してないでさっさと言いなってフッてくれるところもそうだけど、ヒロインが悶々とし過ぎずあったことを素直に伝えていて、すぐ解決策まで持っていける展開事態も好みでした。

 

 

さらに、城下町組に入ったヒロインは修業を積んでいるんで雑魚程度なら一人で倒せるっていうたくましさも爽快でした。

 

 

 

与市√の特徴としては、元々記憶を持っていたという封印の曖昧さをここで!

これまでガチガチに固められていた奇虚たちに綻びが見えて、「あんたに『糸』が見えないと心がないってことになるの?」って尋ねられてド正論で死んだ。

城下町組派生の久賀さんのときは、理解していたことなのに、作品を進めている内に奇虚って概念に囚われすぎていた気がします。からの与市√は最高に刺激になる。

 

 

持ち主を覚えていて道具の記憶があるからこその与市√だった。

主人に対して、感情を動かしてしまうのも糸が見えない=心がないわけじゃないんだなって痛感しました。

 

 

 

 

告白シーンという点では与市は本当にいいところ出てた。

「どういう意味で俺のこと好きって言ったの?仲間として?それとももっと特別な存在として?」って、煽ってくるのやっば。ちゃんと言ってくれなくて不機嫌?、好きって言われて嬉しそうだった?とかエッ!!デレデレじゃん(死)

 

「別にあの時ことを蒸し返さなくたって良かったのに、わざわざ蒸し返した。それってまたあんたに告白してもらいたかったんだと思う」

 

やっと奇虚としての彼と恋に落ちた!!!

ヒロイン以外には奇虚たちも普通に心を感じられんだよねって。『糸』は曖昧なものでヒロインだけのものさしなんだと感じられるルートでした。

 

 


情愛エンド、贈り物の件ここでくるか〜!!って卒倒した。

最初は、好意なんて一切なくて小刀渡してくる色気はない展開だからこそ良くって、今度こそ本当の好意でちゃんと贈ってくれるのやば。無意識プレゼント展開ももちろん好きだけど、一周回ってのこれは最高。

 


悲哀もちゃんと悲哀感出ててよかった。
どんな結末でも一緒側にして一人にしないことを約束してくれるの天才じゃん?
与一はあくまでも自己を保っているけど、歪な関係っていうのが激アツ。与市には自らヒロインを殺すことできないなって示唆できるのが良い。

 

 

どんな結果になっても、一生側にいてあげるという選択肢が揺らがないところを見られて満たされました。