終遠のヴィルシュ アンクゥ√

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

 

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アンクゥ(CV.興津和幸

 

"死の番人"として現れ、2幕までの干渉率が圧倒的に低い男。妖しくて艶っぽい雰囲気と興津ボイスはさすがに強すぎ。


理由は分からないけどヒロインの味方で、随所で助言をくれていた訳だけど、3幕を得て彼の言動がすべて繋がっていたのだと分かった瞬間は最高に脳が痺れました。

 




1番最初の分岐点でヒロイン即死エンドが設けられていて、それを味わった別次元よアドルフがアンクゥとしてヒロインの目の前に現れたとのことでした。
イヴ贔屓に対して、アドルフには厳しかったり、食事した時の反応だったり………
自分であるアドルフが、ヒロインを救えるはずがないと身をもって痛感しているからこその対応だったのやばい。

 

 

まじで研究所から抜け出してヒロインが名を呼ぶまで、【アドルフ】だとまったく気付かなくて、いつ分岐するのかソワソワしてたら普通に心が死んだ。

理由の分からない敬愛、時折変わる口調、不確定要素のダハト・・・なんで気付かん???って自分でも思う(笑)

 

 

 


最期に、今の"アドルフ"が幸せにするのだと行動で示したこともそうだし、確かに永い時間の中の結末としてはアンクゥにとって救済だったと思う…………

 

 

これまでの過程やイヴの家系に託した願いも綺麗に当人が回収して、花束を贈るのも素敵で。

「君にもう一度【恋】が出来て、嬉しかった」

 

「………どうか、幸せに」

「――――愛してた」

 

もう一度笑顔が見たいその一心で永い時を耐えてきて、最後には【アドルフ】との幸せを掴み取った笑顔と強い意志を見たことはまさに天命を全うできたのだと思う

 

けど!!!!

アンクゥとしてヒロインと笑顔でいる未来を一瞬でも期待してたアンクゥ候補だった女も一緒に死にました・・・。

 

小冊子を見て更に死んだので、アンクゥ好きな派閥を救済してください(死)

 

 

 

絶望の末に、今度は一緒に死ぬことが出来るのはアンクゥにとっては無意味だったと一蹴できないエンドで個人的には好きでした。

「……これが二度目のキスだって、お前は知らないんだよな」

このセリフだいっすきで頭抱えた。

特別を望まないところがアドルフの特徴で最後にただの幼馴染として、数百年生きたアンクゥだから一緒に選べる選択肢っぽくてよかった。

 

 

アンクゥ√して捉えたらヴッってるけど、最後まですっごくおもしろかったです。