Collar×Malice -Unlimited- 白石√ 感想

 

 

※ ネタバレ有り

 

 

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白石景之(CV.木村良平

白石√はFDであっても一筋縄じゃいかないよね。


実際、黒幕くんはヒロインの手で殺してしまっている事実がある。そんな中復帰して陰口叩かれている状況なんだけど、望田さんが励ましてくれるのが心強い。お前の選択は間違ってないって断言してくれる上司神様じゃん。

 

 


そして、白石さんとの物理的距離。もちろん、柳さん経由でお手紙はくれているんだけど、会いたいんだよ……( ;  ; )
さらに追い討ちかな??記憶がなかった頃のお話が切なすぎる。
記憶を取り戻せた未来があるって分かってるからいいんだけど、そうでなかったら怖くて死ぬ。【普通】を知らなかった白石さんが、命令だからじゃなくて、俺が彼女といたかった。ってだけでも十分。なのに!ヒロインの一挙一動に、思い出を見出して愛おしさと切なさに押し潰されそうになる白石さん放って置けなさすぎる……。いっそ、憎まれたかったのに。それでも、耐えなきゃいけない。制限付きの"側にいるよ"が辛すぎる。しかも、その記憶は共有出来てないって言うのも重なってつらい無理。

 


寂しい。会いたい。と思い白石さんに涙腺刺激されていたら、【アドニス】の残党が白石さんへの復讐を開始させた。
白石さんが関わってきた人物を順に襲っていた過程で、向井さんが脳波をいじる機械を用いて反撃したと言うのが格好良すぎた。白石向井コンビの言い合いがこんなに愛おしくなるなんて無印の時は思ってなかった。メッセンジャーになるよと声掛けてくれる向井さん( ;  ; )らぶい♡♡


白石さんは相変わらず自分の命を軽視しがちなのを、他でもない森丘が叱責してくれたのは痺れた。柳さんの上司なだけある正義感。最初は苦手だったのに心強過ぎる。

 

 

 

 


こんなにシリアスなのに、やっぱり白石さんは可愛くて放って置けない…!乙ゲのヒロインは策士()なので、「(首輪に)キスされた」って言うんですよ参考になります(なんの)
「……俺だって、口にはまだ1回しかしたことないのに。あんな奴と一緒なんてやだ」
「とりあえず、早く消毒しなきゃ」
よくよく考えたら、手出すの早そうな顔してめちゃくちゃ誠実な男なんだよなあ。子どもの我儘みたいなギャップがヤバヤバなんですが。


髪乾かしてくれるシーンも良かった。「他の誰かじゃなくて、白石さんじゃないとダメなんです」って念を押すように確かめられて告げる展開大好きなんだよなあ〜〜〜!!!【代わりの効かない特別な何か】白石√のこう言うところが大好きなんだよ。意味をくれたヒロイン…( ;  ; )

 


遊園地デートでも、ちょこちょこ榎本さんからの偏った恋愛知識を基におねだりしてくるのズルくない?ジンクスなんて不確かなものだと分かっていても、試したいと思う寂しい気持ちが滲み出てるのーーー!!!!もう無理!!
「永遠を願っても、無駄かもしれない。それでも、願わずにはいられないんだ」
「もし途中で潰れるとしても、せめて今だけは……君との永遠が欲しい」
「たとえ未来が見えなくても、この思い出があれば、と思っていたけど思い出にしたく……ないな」
って、徐々に寂しさを噛み締めていく展開がいいんだよ……。ヒロインのためなら今も平気で命を差し出そうとするけど、でも、死んでしまったら思い出を作れないんだ…って当たり前のことを再認識しているんじゃないかなと思った。自分自身で価値を見出すのが難しい白石さんだから、ヒロインの言葉が必要。弱くなったと呟く白石さんは、確実に人間らしくなっているんだよね。
この辺ときめきすぎて真顔になる。


迷子の呼び出し14番の言い回しが、めちゃくちゃお洒落で好きでした。頭のいい白石さんだから即理解できたんだもんね。

 

 

 


接触してきた橘改めて黒瀬。御國への忠誠が、白石さんへの復讐へと動いた人。工作員として、「命に執着しない"駒"は刺されても焼かれても恐怖を感じない」「人形に【次】なんてない」それは白石さんと同様なんだと思うと、悲しくなった。だけど、白石さんはヒロインと出会ったことで死への恐怖を知った。
黒瀬は哀しい人だなと思う。
認めてもらいたかった人はもういなくて、"完璧な人形"目指していたという人間らしい感情に振り回されている人。欠陥だらけだと称される白石さんには勝てない…。もしかしたら、黒瀬はヒロインに会えなかった白石さんだったのかもしれない。


余談ですけど、黒瀬から守ってくれた吉成くんの元ヤンチャなところ垣間見えた気がしてニコニコしてしまいました。

 

 

 


白石さんが一番大切なものが、ヒロインで、次に事務所メン。それから、御國さんもそうだったんだろうなと全体を通して思えました。革靴が捨てられないように御國さんとの思い出も捨てられない。靴が捨てられない理由も、御國さんの願いも死んでから気付いた白石さん。本当の気持ちは知ることができないけど、大切な思い出だったんだよね…。こうなってしまったのは、御國さんのせいでもあるし白石さん自身のせいでもあって、みんなのせいなんだよなあ…しんど。


13番の猫へのヤキモチもお洒落な伏線だなと思った。白石さんの中で、黒瀬の記憶ほとんどなかったけど、睨んでいた目だけは何となく残っていたのが13番の猫のプライドが高いとかに繋がってるのかな。

 

 


木村良平の切なげで苦しげな、絞り出すような声が本当に本当に天才でした。ありがとうございます。やっぱり白石√のシナリオが好き過ぎる。香月登場シーンがなさ過ぎたので集中できました(あ)

 

 

これからもっと欲張りになって、もっとたくさんの願いを叶えてください。