オランピアソワレ 朱砂√

 

 

※ ネタバレ有り

 

 

 

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朱砂(CV.松岡禎丞

【赤】のコトワリ所長で散々婿候補とされていた人。メインヒーローで嫌いじゃないキャラになったことが何よりの収穫です。オラソワは朱砂の顔に一目惚れして予約していたので、待ちに待ったという感じですね。早々に璃空推し確定はしていますけど。

 

 

 

共通でも他√でも、貴方の婿は朱砂ですよね〜?の押し付け酷くてハイハイ運命の人ですよねって思っていたけど違った。運命に抗う二人のお話でした。ヒロインが頑なに貴方以外から選びますってスタンスは好きで、一番頑固なルートでしたね。意地らしくてツンデレ少女だった。可愛い。

 

 

「色は尊く、守るべきものです。ですが命もまた尊く、守るべきものだと思いませんか」

全体を通してヒロインの指針になっていたと思います。旧いものは大事にしなければならないけど、変革をもたらさなければ!と言う志しは璃空も言っていましたよね。二人が親友であり、次期長なのめちゃくちゃ頷ける。璃空と朱砂には何一つ適わないと言っているのが泣ける……貴方が一番だよ(;_;)(また)

 

 

話が逸れましたが、頑固なヒロインに好かれるため上手いこと誘導してくれるのが朱砂でした。好意がもてないなら知っていけばいい、と口実をつくってデートに連れて行ってくれるんだよ?適わん。しかも、初デートに天女島ってズルくない?職権濫用反対!!(うるさい)

朱砂とはすれ違い恋愛無縁な気がする。彼は欲しい言葉を丁度良すぎるタイミングでくれる。【白】を残したい気持ちはあると踏まえた上で、貴方に興味があると言える男強すぎ。"俺が"知りたいから教えろと横暴にも聞こえるんだけど、ヒロインとの相性を見ると所長様〜!という気持ちになる。

 

 

 

最初に、運命に抗う物語と言ったように朱砂は「与えられた運命なんてくそくらえ」と何度か口にします。神々の言い伝えや【白】の使命なんかも、朱砂は気に入らないんでしょう。

 

順風満帆に距離を縮めていく中で、はじめて月黄泉から「あの男だけはやめておけ」と反対されます。加えて、「殺しておけば良かった」と「赤き男から守らなければならない…」ときた。

朱砂は言い伝えられているアマテラスを殺したスサノオに瓜二つであり、かつ殺した際に使用した刀は何度捨てても朱砂の元へと戻ってくる。理不尽ではありますが、神である月黄泉やヒムカは闇に包まれる恐ろしさを知っているからこそ朱砂を目の敵にしているのも納得できるので、余計につらいですね。ヒムカ√でも、「右目には黄色。左目には青。赤は仲間外れ」「一番彼女に近づいてはならない呪われた血」と毛嫌いしていた理由が分かりました。

 

でも、太陽と天秤にかけてしまうくらいにはヒロインは朱砂のことが大切になっているわけです。「本当に誰よりも愛してくれる?」「誓います。この夜に、この首飾りにかけて」finですか?!ってくらいこの時ハピエンまっしぐらじゃん。

 

 

 

この後からが比べ物にならないくらい物騒でした。ついに、太陽が昇らなくなってしまいオランピアによる呪いだと民達が暴動を起こします。ここでも、ヒーローが助けてくれるんですよ本当に……タイミング天才過ぎ。「この朱砂の役目は、彼女を守ること」コトワリとか【白】とか関係なく朱砂が私を守ってくれるんだよ〜〜?!不意のときめき。

「我が半身俺はお前が恋しくて仕方がない」「俺がこれだけ欲しいのだから、半身のお前も欲しくてたまらないはずだ」

ハ〜〜〜〜〜!!!!!この物語だからこその最上級の口説き文句!!!!

 

 

「俺はスサノオではなく、【赤】の朱砂だ」

一緒に乗り越えていける(確信)運命に導かれるのが大好きな私でも抗いたいと思えるくらいには、好きなシーンでした。そして、ヒロインの名を確かめる流れまで完璧人間。

 

 

余談ですが「屋敷にお戻りください。あ、貴方が……心配です」(;_;)♡♡朱砂√でも回収しました。玄葉に言われたこと根に持ってる〜(^ν^)♡♡さらに、黄泉の者を通す時「俺が咎を受ける」ってところ親友〜!!ってなりましたよね。なりますよね。(黙ります)

 

 

 

また話が逸れましたが、月黄泉が隠した鏡を取るために死に水に潜ることを決意します。意を決して、やっと鏡を見つけた時意識を持っていかれそうになるんだけどヒーローは駆け付けてくれるんですよ。剥にかかってしまうことも恐れずに潜って、本当に守ってくれるとか思わないじゃないですか。

言い伝えである、スサノオイザナミの別れ際と同じような状況に陥りヒロインは醜く崩れ落ちていきます。ここでも朱砂は「お前がどんなに朽ちて醜くなっても、側にいる」という言葉が鍵になったのだと思います。殺して闇が広がるのを止めるという言い伝えの繰り返しでは、バトエン直行なのですが、朱砂は守ると決めているのでね!

"二人で理を変えた"のだとアマテラスは言います。偽物の世界だった、天供島も本当の太陽が昇り、一つ目の世界も元に戻った。まさに正規ルートですね。

 

 

小ネタですか、玄葉に仲良くしようぜ〜ってやられて動揺してしまう璃空(^ν^)♡♡ 今朱砂√やってるんだからやめて(慎め)

 

 

 

 

朱砂√は世界の理、運命に抗う以上に道摩との関係性が明らかになったことが収穫です。ストーリーを進めていく内に、ただの嫌味な人じゃないむしろ良い人であり味方では?と思っていましたが、やはり父だったんですね。慈眼様が言うように「本当に悪しき者はこの天供島では長にはなれない」というのがすべてでしたね。改めて誕生日を祝い、「誰よりも幸せになれ」でエンディングはあっぱれ(;_;)

 

『これは私が魂の半身に巡り逢うまでの物語』

正規ルートだあ!!!お疲れ様です。朱砂いい男でした。本当にいい男。

 

 

加えて、当たり前に月黄泉エンド好きでした。

家族としてか、恋愛としてか明確ではないにしろ大事に大事に愛していたのが分かる。【赤】の男を毛嫌いしていたのと、渡したくないが露骨に出た結末だっのではないでしょうか。

 

 

 

長々と乱文となりましたので、あとは総括にて書きます。