蛇香のライラ~Trap of MUSK~ 皇驪√
※ネタバレ有り
鱗皇驪(CV.興津和幸)
気高く偏奇な皇太子
【白娘子】に瓜二つ(らしい)ヒロインに純粋に首ったけな【白娘子】オタクの皇驪。
時期国のトップとして、なんとか現実の女性に興味を持たせるべくとしてミッションが課せられます。ただの、ぼーっとした皇太子ではなく、あらゆることをサラっとやってのける能力にも秀でていて惚れる。
「……国の跡継ぎである我々は動物を……人をも犠牲にいて生きています。」マジ聡明ポジじゃん……しかも、ポニテ男子が好きなのであの河シーンが総じてよかった。シンプルに髪型シリーズで楽しめます。
それでいて、自分の欲望に決して負けない精神力。弟を家族を大切にしているところ、とくかくドツボでびっくりするノーマークだった。
時期国のトップと9日間を共にしたことが要因で、皇驪の母親から目の敵にされ、攫われるハメになります。
自国にいるヒロインを見て、諦めた恋心が爆発する展開はよかった!誰にも渡したくないという感情に素直になってからの、妻にしますよ宣言の尋常な速さ(笑)
しっかり母親の目を盗んでやることやってる。
嫌みまで狡猾で安心感半端じゃない!!!笑顔で凄むのキャラはだいたい強い。卒なくこなしている感を感じさせないのも皇驪の魅力で、一緒にいることが一番の牽制だとわかって自分が傍にいたいからという名目でごまかし誤魔化し、自分にしかできない守り方をするのが賢いな~~~。
でも、恋に惑わされているだけじゃなく国のためにヒロインは良い存在になり得るだろうと言うところまで読んで、好きだけど利用したと暴露するところが憎めなくて推しポイントだった。好きだから傷つけたくないと想いながら、偽る方が嫌だって思える人最近好きすぎる…………
「そなたと出会って初めて知りました。人を愛すると、その人の全てを渇望してしまうこということを」解決策を見つけるまでは、一切手を出さずにいる皇驪はちゃんと皇太子だし、好きだからこそ手を出さない男最高じゃん??????ロシアの男はそういう愛情表現をするって聞いてからすきです(なんの話ですか)
皇后が第二夜ではキーパーソンになるんですけど、皇驪なそんな陰湿な人でも母親だからと捨て切れない人物で、それを実行できるんだろうな~って思えるから楽しい。
「私は、皆に自由でいて欲しい。血筋や家柄のしがらみを取り払いたいのです」
「勿論、将来皇帝になるべき人間にしては幼い考えであることは分かっております。ですが私の愛読書は、白蛇伝ですから」
静かにかっこいいな~~~!?何よりも家族を大切にしている皇驪だからこそできた選択だと思うし、これまでの勉学を疎かにしてこなかったからこそ導き出せた答え過ぎて痺れた。
計画も、言動も聡明で隙がないのに、ヒロインに伝えるときは初心な反応を見説ギャップよ……。自分でも分からない方向から落とされてすごく楽しかった。
バットは2種類あって、それも皇驪らしいものでした。
白蛇伝をなぞるように、自分たちを用いて物語を紡いでいくエンドは、彼√っぽい!物語を完成させるためには、男児を産まなければ完成しないと呟くのが酷だった。
スチル有りの方は、ヒロインが何者かに奪われてしまうことに過度に怯える共依存エンド。家族の声を一切届かなくなる、壊れてしまった皇驪と国。
水中のなかでも最期の最後まで口づけを交わして一緒に息絶えるわけで、人魚姫なぞるのは一貫して物語に熱中していた√ならではの締め方!
歪だけど結局ハピエンだよねこれは心中はハピエン(?)
兄妹仲いいの大好きなのでそれだけで楽しい。