終遠のヴィルシュ シアン√
※ネタバレ有り
シアン・プロフィワーズ(CV.細谷佳正)
この国の【神】として、崇められている研究者。
アルペシェールに掛けられた呪いを解くことも目標として、態度とは裏腹に結構やっていることは善意的だなという印象でした。
シアンさんは余計なことをする人物が大嫌いなので、ある程度放って置かないとすぐに不要判断下されるので、楊っぽさを感じたりしました。
人質に取られたときの対応だったり、毅然とした態度でいることのできるヒロインを創り上げたのは間違いなくシアンさんなところが良かった。
対応を褒めてくれたってことは、要約すればさすが俺の女だってことだと思う(妄言)
ヒロインもプレイしている私も、結構いい人なんだな~って思ってしまうぐらいには正直で何だかんだ優しい人だからこそ最初にアンクゥに言われたことを忘れてしまうっていうのがマジでストーリー展開的に楽しかったです。
人体実験を繰り返した末の【神】という立場であって、やっていることは悪人と変わらないけど実績があるっていう質の悪いタイプ。
だから、あまり懐くなと牽制してくるんですけど、乙女ゲームの攻略キャラって感じで最高に楽しい。
シアンさんが行っていることとか踏まえて、力になりたいな~って思っているところに、「俺と共にいたいから、と言えばいい」ときてうわ~~~~~!!ってなった(ゴミ語彙)
「見返りは求めるな。俺はお前に返すような感情は絶対に持たない」
楽しすぎるフラグを立ててくれて、
「いつか来るお前の死に対して、何の対策もできなくなる」
と、一番乙女ゲームキャラだった気がします。
「――あの時の宣言通り、俺は最後まで恋などしないし、できない」
「それは【今】の俺の信念であり、何があっても貫き通す」
「だから……本当の意味でするなら、次だ」
「――俺は。最初に恋をするなら、お前がいい」
非生産的だと言っておきながら、口づけを約束として残す男は、もう恋をしているんですよ!???と沸いた………………
自身の実力も踏まえて、【次】を約束してくれるのがシアンさん。
絶望エンドは死が隣り合わせであるからこその選択でした。
感情=バグ認識をしていたシアンさんが、正真正銘バグを起こして自身に記憶を埋め込むというのが皮肉が効いてた…………
ヒロインへの気持ちがメモリーの中で増幅したのかな、と。
救済エンドは、シアンさんの愛情がダダ洩れで微笑ましかった。
「あの日の宣言通り――たしかに俺は、お前に恋をすることができた」
最後、ちゃんと答え合わせをしてくれるのが研究者たるシアンさんらしかった。
ヒロインに対して喜怒哀楽をもって愛を注いでいるといのは、スタートがリライバーであることが旨味を持っていました。