Re:BIRTHDAY SONG～恋を唄う死神～ 感想
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こんにちは。
ハニビ初プレイ作品でした。オトメイト ばっかりじゃなくて色々物色しようと思いました。今作はがっつり泣いた！と言うわけではありませんでしたが、うるっとする展開もあって、キャラも良くて本当に出会えてよかったと思える作品です。
以下にアフターストーリーの感想もちらほら書いていこうと思います。
※ ネタバレ有り
■ シュン（CV.近藤隆之）
【SS】
あまい！！ドストレートツンデレ（？）大好き………！！「可愛い顔」とか「今いいとこだったのに」とか口にするの可愛すぎ……リバソンの年下最強すぎる。キスするときに両頬に手添えるの無理すぎん？
ストーリーがとにかく穏やかすぎて逆に泣きそう。シュンはヒロインに言われると割とはい…ってなるから可愛い。お前のおかげ、お前がいたからだっていうのが伝わってくるしちゃんと言葉にしてくれるのデカい。
動物と仲良しなのすごく好きだったし、後輩とも仲良く出来るのヒロインには見せない顔って感じで超絶可愛い。なんで推しじゃない？ってほどにツンデレ可愛い。これからも幸せに二人で暮らしてね。
■ カイリ（CV.福山潤）
【SS】
カイリとのアフターストーリーだと分かっていてもヨル推しに寄りすぎた内容だと思うんですよ…。カイリはテンポよく褒めてくれたり甘やかしてくれて心地いいんだけど、初っ端から素直に祝えない様子のヨルを見かけたら心が痛い。そして、学生の恋愛って本当に儚いものだからカイリの心情も痛いくらいに分かる。
カイリはヨルの幼馴染みがヒロインだと分かった上で、協力することを言い出せないんだよね……。そりゃあそうだよ。一夏を過ごした自分と幼馴染みのヨル客観視した時絶対的に不利なのは目に見えて分かる……もっと幸せ盛り盛りにして……。ヨルが別人だと思い込むしか術がなくてあまりにも切ないSSです。
■ ヨル（CV.前野智昭）
【SS】
だいすきな要素しか詰まってなくて逆にあやしい（？）とにかくヨルくんは不憫。年上幼馴染みの宿命でもある好きな子に意識してもらえない展開があまりにも切なくて好きだった。
ヨル√で最もキーとなるヒロインの誕生日を冥府で"ふたり"で一緒に過ごせることに期待してるヨルくんでしたが、ヒロインは元特別補習組のみんなでパーティーがしたいと……字面だけで切ない。好きな子の幸せが一番タイプなので、もちろん実行されるんだけどもうとにかく不憫過ぎる。
彼氏だと意識してもらわないと！とカイリにアドバイスされ実行するもキスを拒否され、上手く話せないからと距離を取られる…ハァ？？分かるんだよヒロインの気持ちも……幼馴染みのお兄ちゃんが彼氏になるんだから分かるけどさあーー！！！ってすっごい複雑な気分になる。
最終的には円満に解決するんだけど、手握って少し積極的にキスするヨルが可愛い(T ^ T)一緒に寝るか…？のくだりはナミ先生の時もだったけど鈍過ぎね（笑）グイグイ行き過ぎてもダメだし引きすぎてもダメだし、で一生ヨルはヒロインに振り回されてながらゾッコンなんだろうなあって愛しくなりました。
■ アメ（CV.松岡禎丞）
【SS】
意思伝達能力がなくなってすぐ不安を感じてしまうアメくんとにかく可愛いね。デート中に自分からキスすることを考えすぎてのお話でしたが、アメくんには自分から歩み寄るんだよなあ（ヨル不憫）
ちょっと間が空いたり、会話をいつもの様に聞いてくれないだけで嫌なんじゃないかな…って思ったしまう対人関係ど素人のアメくんがただひたすらに可愛くて、SSのおかげでちゃんと好きになれました。めちゃくちゃ一人で考え込むタイプだからヒロインみたいに引っ張ってくれる子必要。シュンくんを牽制するのもアメくんらしいし、ドストレートな物言いは変わっていけど、ヒロインに翻弄されることも今後増えていくんだなあ〜って和やかな気持ちで終えました。
■ ナミ（CV.諏訪部順一）
【SS】
超絶穏やか過ぎてびっくりする。先生との恋愛から、恋人との恋愛に変わっていく過程が本編より好きでした。気安く手出せない悶々とする年上キャラっぽい心情がやっと出てきた気がする。
ずっと変わらず仲良くしてくれるクラスメイトのみんながもう嬉しいし、みんな記憶戻った上でなんでそんな優しく出来るの？私はひとりでヨルゥ〜ってなるだけのストーリーなんですが。お弁当作ったり、デートに誘ったりするヒロイン可愛いし、少しずつこいつのペースに合わせて進んで行こうと思えるほどの余裕が出来たナミ先生にも良かったね…と謎の親目線になってしまった。
■ シナリオ
共通は割とサクサク進められます。
金太郎飴感があると言う噂を聞いていたので少し心配していましたが、各々と距離感を縮めるためのシナリオだったので気にするほどではなかったです。
個別に入って実習が始まってからはシリアス展開がやってきて＂生死＂を扱う作品でみんな未練があって死んでるんだなあと思い知らされました。
死神と言うと某執事漫画のイメージが強いのでアカシックレコードといったキーワードもすんなり入ってきました。ラストのご都合展開？も死後の世界だから割となんでもありだな〜と思いながら進めていたので私は気になりませんでした。
SSを読んで改めて思ったのがルームメイト同士がお互いに理解し合っているのが、めちゃくちゃえもいなと思います。お互いに些細な変化に気付けて、アドバイスしたり憎まれ口叩いたり出来る関係性があまりにもキラキラしてて青春。
■ キャラクター
みんな可愛い高校生でした。現世でも上手いこと立ち回っていたんだろうなと思える割とキラキラした男の子たちです（体感）。4名が学生で、1名先生を攻略出来ます。本当に先生恋愛向いてないんですけど、ナミ先生は割と耐えられました。
サブキャラはほとんどおらず攻略キャラたちと仲を深めることが出来ました。ヒイロくんが可愛らくん生意気なので、もう少し匂わせて欲しかったなあ…。個別入ったらほとんど出てこないの残念でした。
ヒロインは記憶がないの割と鍵になるし、死後の世界でのひたむきな明るさがあまりにも眩しい。彼女いなかったら特別補習組が行事を心から楽しむ瞬間がなかったのかと思うと怖い。
超絶バカだけど努力家で、表情がコロコロ変わる可愛らしい子で好きでした。
■イラスト
言わずもがなイラストレーター様がさといさんなので綺麗です。ただスチル数が他と比べると少し少ないような。やってる最中はそこまで気にならないんですけど、最後見返しているときにアレ？と思いました（笑）
各々に死にスチル（？）があったんですけど、それが結構好きでした。彼らの分岐点になった部分なので力が入っているなと感じました。
死神エンドのスチルで、ヒロインが凛々しく少し大人っぽい表情をしているのが好きでした。成長しない世界で精神的に成長しているのが回見えていいなと。
■総評
好きな乙女ゲームの一つであり、推しキャラも出来た良い作品でした。
シナリオがめちゃくちゃ良いってわけではないんですが、各々とちゃんと恋が出来てるな〜って思います。普通にめちゃくちゃ楽しかった。
何よりBGMが結構好きな作品になりました。ヒロインの歌には特別な力があるって言うのが割と大事なところなんですけど、そこで流れるBGMがきっと綺麗な歌声なんだろうな〜ってスッと入ってくる感じの曲。伝わらないから聴いてほしい。
EDはムードぶち壊してくるので飛ばしてました。
死神だから特別どうと言うわけではないんですけど、さまざまな時代の中で未練を残して死んでしまった彼らと何度も転載した私との物語なので、一緒に死神として生活できる日々って掛け替えのないものであると同時に、いつ互いに成仏してしまうか分からない…って言う儚い状況がなんとも言えない味を出しているなと思います。
バトエンの厚みは特になかったですが、ヒロインのメンタルだったら充分にあり得た未来だと思う。幸せになれないのはゾッとする。
それでは、また気が向けばアバソンをプレイしてみようと考えています。しばらくはヨルくんのCDを聴いて余韻に浸りたいと思います。
