CLOCK ZERO〜終焉の一秒〜Devote 感想

 

 

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https://www.otomate.jp/clock_zero/devote/

https://www.otomate.jp/clock_zero/ex_time/

 

 

 

こんにちは。

ずっと気になっていたCLOCK ZEROですが、今年もオトメイトパーティー出演作ということでやっとプレイ出来ました。今年は10周年ということで、長く愛されている作品ですが、もっと早くプレイしておけばよかった!と思いました。【君のいない世界なんていらない】プレイする前後ではとらえ方が違って聞こえます。かなり良い作品でした。

 

 

 

以下に中学生ストーリーの感想も記述していきますので、まだプレイしていない方は注意してください。

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

 

 

■ 加納理一郎/放浪者(CV.前野智昭

 

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【中学生編】圧倒的顔面強者。モテる幼馴染の特別になりたい人生でした。理一郎が好きな子いるって聞いちゃう王道展開!待ってた!!男女を意識しているヒロインも可愛いし、どこに行ってもどのタイミングでも、「お前は意識してないからこういうこと出来る」で捻くれてるのも可愛い。不憫幼馴染万歳。WDでもそうだけど、確実に的を得ているのは天才。鷹斗に譲っちゃうというか一歩引いてみないで!?奪い取れ!!!と思いました(贔屓)

 

 

■ 英円/ビショップ(CV.鳥海浩輔

 

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【中学生編】この頃の円は、断トツで可愛らしいと男の子らしさが混合していて悶えるほどに萌える。手に触れて、「あなたの手は小さい」ってなる展開がまさかの中学生で訪れるのは円だからですよね。生徒会で鷹斗の尻拭いするのは固定ポジなんだな~~!!!これが後々、告白されるまでの展開に繋がると思ったら余計にかわいいですね。

 

 

■ 西園寺寅之助/反逆者(CV.杉山紀彰

 

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【中学生編】唯一ヒロインが寅之助を制御できる…?あんなに鬱陶しいと思っていた女の子はいつしか特別になってるのは恋じゃなかったらなんですか。それだけじゃなくて、ピアノを聞かせてあげるのは恋(しつこい)いつか連番してください。兄組の家庭力も良い。結局上の子は下の子が大事で大好きなんですよね。かわいい。

 

 

■ 英央/情報屋(CV.須藤翔)

 

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【中学生編】絶妙にアンニュイな感じと無邪気が混合。WDは央だからのプレゼントと近くにいるのにメール!!!!!お兄さんの片鱗が見える(;;)♡♡ 加えて文化祭2ショット。肩抱いてるんだけど!?独占したい気持ちはあるけど、露骨に見えない爽やかさが罪。露骨ウェルカムですが、中学生なのにスペック高過ぎるし、クラスにめちゃくちゃ馴染んで陽の生き物なのに、いつまでもCZメンバー大事にしているのも尊い

 

 

■ 時田終夜/哲学者(CV.石田彰

 

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【中学生編】時折悲しそうな顔をする終夜。終夜にとっての正解はどれなんだろうって中学生の時点では切なくなる。afterなかったらここでも病んでた。モデル業も励みつつ、学校行事を楽しんでいるの可愛い。独特ではあるけど、やっぱりスペックが高い。中学生編でも花関連のスチルで一貫してきれい。

 

 

■ 海棠鷹斗/キング(CV.浪川大輔

 

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【中学生編】半分ぐらい鷹斗のストーリーでは?告白しようと伺っているのは、今までのどの鷹斗よりも可愛くて愛着を持てました。理一郎と鷹斗はライバルでありながら、親友なのが一番感じられる。どの時空でも人の上にたてる人間なんだなあ、生徒会で自由に奮闘しているのは強すぎた(笑)鷹斗は絶対に幸せにしてくれるんだろうね。

 

 

 

 

 

 

 

■  シナリオ

 

 

小学生スタートというのが鬼門でしたが、終わった後は絶対的に小学生ストーリーがあってよかったと思えます。

共通部分である小学生ストーリーには課題が設けられているんですが、これが結構面倒くさいと言われる要因ではあります。一回目は、先が一切見えない状況なので確かに億劫でしたが、二週目からはスキップ機能もあったので、言うほど面倒な作業ではなかったです。小学生時代のときめき要素は、完璧に小学生糖度なのできゅんと可愛らしさを楽しみましたね(笑)

 

 

壊れた世界にいってからは、重いシリアス展開のなかに絶妙な甘さがあって、シリアス好きとしてもバランスはよかったです。なにより各キャラとの恋愛過程が見事にバラバラで飽きることなく最後まで楽しめました。

帰還・残留ともに、捉え方次第でハピエンともバトエンとも取れるユーザー次第な演出が魅力だと思います。加えて、キャラによって好きなエンドがバラバラだったので、非常に楽しかったです。バトエンもかなり濃密なシナリオがあり、推しキャラの苦しみをプレイするなかで楽しめたのが至高でした。

 

【未来への物語】

大人になってタイムカプセルを掘り起こす未来。
なんでない日常がこんなにも美しくて尊いものだと思うのは、この作品をプレイ出来たからだと思う。有心会と政府で対立していて、未来では関係も持たないと言うのを散々味わってきているから、神賀先生が繋いでくれたCZメンバーとして未来を迎えることが出来たことに泣いた。7人が生死をかけた殺伐としているわけでもなく、普通の世界でお喋りしているだけでも泣く( ;  ; )


ヒロインが自分宛に書いた手紙に、壊れた世界に行ったことを忘れないで。と書いているのもうるっときた。帰ってきたということは、なかったことになってしまうんだけど、ほんの一部でも漠然とでも"行った過去"が存在する事を認識できていてよかった。すっごいスッキリできる終わり方でした。

 

 

 

■ キャラクター

 

 

 (ひとりを除き)協調性がないグループでスタートしましたが、見事にバラバラの性格で好きな子も苦手な子もいます。これぞ学園生活。それでも、CZメンバーは大好きな方ばっかりなのではないでしょうか。幼馴染や同級、後輩との絡みはもちろん、時空が違えば赤の他人といった展開も醍醐味でした。大人の彼らと、小学生の彼ら、それぞれ違っている部分と同じ部分があることが切ない点でもあります。

 

サブキャラは、楓とレインが特にピックアップされており、各エンドも用意されていました。

楓:有心会所属のヒロイン見張り役。ヒロインを完全に人質扱いできない心優しい青年。お兄さんのようなビジュアルで、年下というギャップ。彼のエンドは央√派生でしたが、寅之助√派生だと殺されていた可能性の高いな…。正直言うと、楓√は未来が不安すぎたので中学生の楓と恋がしたいです。

レイン:本作の黒幕。失った妹と友人への想いが強すぎた故に拗らせた、鷹斗といわば同類。自分の人生を狂わされたのに、私はなぜか憎めなかった。奇抜なファッションと何も考えていないような言動のなかに隠れる語学力と知能が素敵過ぎた。鷹斗と三人の生活は、ぜひ!レインに頑張ってほしい。

 

そして、ヒロインの撫子ちゃん。

財閥のお嬢様なので言葉遣いが丁寧で賢い。嫌なお嬢様感がなく、素敵な女の子だなと思いました。芯が通っていて、純真なので恋人によって些細なキャラ変が見られるのも楽しかったです。撫子ちゃんのお相手は理一郎一択です。幼馴染恋愛の理想形についに出会えました。次から次へと理想の展開尽くしでした。ふたりに幸あれ。

公式サイトのSS【傲慢な奇跡】より、〈撫子と理一郎を見ていると無意識に永遠を望んでしまうことがある。変わることなく、2人は唯一のものであってほしいと〉がすべてでした。解釈の一致です。

 

 

 

■ イラスト

 

 

ナガオカさんのイラストははじめましてでした。

第一印象の立ち絵等は、特別好きなタッチではなかったのですが、スチルのタイミングや角度が非常に良かったです。恋愛過程もそうですが、イラストも同様にキャラらしさが出ています。

 

全体的に引きのスチルが多いような気がします。世界観がふたつあるので、余計に。ヒロインが描かれているものも他作品より多かったと思います。

 

 中学生のイラストが大好きなので、等身のアクリルスタンドが欲しいです。

 

 

 

 

■ 総評

 

 

めちゃくちゃ楽しかったです!

もっとはやくに出会いたかった。Switch版になっていなかったら購入していなかったかもしれないと思うと怖いです。古からのユーザー様が支えてくださったおかげです。ありがとうございます。

かなりのボリュームがあるので長いと思う方もいるかもしれませんが、長ければ長いほど余韻に浸れるほどに良い作品でしたので、是非お願いします。

 

 

【君のいない世界なんていらない】というワードに惹かれた方は、間違いなく楽しめると思います。どのキャラもこのワードに基づきながらも決して金太郎飴でない様々な内容です。afterまで見て完成している物語なので、最後まで楽しんでください。

 

 

 

長期にわたって愛されている作品だけあります。

央に出会えて本当に良かった。皆様もよいバトエンを。

 

FDで何気ない日常をプレイすることを夢見て、これから応援していこうと思います。